一ヶ月前に行った採血の検査結果が出た。
取りあえず給料を貰っているので健康診断があるのである。
うん?白血球がハイになっている。
白血病なのか?白血病なのか?
相談ダイヤルに電話をしてみると。
『風邪気味ではなかったですか?』
色んな些細なことで白血球の数は増えるらしい。
相談ダイヤルを終えてナタリーに健康診断の結果を聞く。
「アイヤー、わたし健康あるよ」
何故、エセ中国語なのだ?
現代に存在する七不思議にでもなったつもりか?
わたしが不機嫌でいると……。
「プリッツでも食べて元気だすと良い」
ポッキーの方が良いなと贅沢な考えでいると。
「実星はポッキー派か」
うむ、大体あっている。
しかし、プリッツも捨てがたい。わたしがプリッツに手を伸ばすと。
ニタニタとしているナタリーであった。
やはりこいつは魔女だ。
白血球の多いわたしの生き血を吸って闇に生きるのだ。
あれ?ヴァンパイアの間違いか。
魔女でもヴァンパイアでもどっちでもいいが血族に違いない。
血の遺伝で存在する人外だ。
わたしがプリッツを食べ終わると鞄からポッキーを取り出す。
「欲しい?」
訂正、フェアリーの間違いだ。
体育教官室の一輪の花のフェアリーだ。
うむ、ポッキーをポリポリ食べるとお腹がいっぱいになる。
わたしの幸せは美味しいモノを食べる事である。
今日もいっぱい幸せになれた。
さて、携帯ゲームでもするか。
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