暗いオフィスの中で男が画面に向かってニヤリとしている。
『�癸娃娃僑粥戮海函∈蠕遒弔阿漾帖弔海慮賃里麓造北滅鬚ぁ�
僕好みの友情である。
試しにヒューマノイドを追加配備してみよう。
―――……。
わたしは流れる雲を教室の窓から眺めていた。
つぐみとは倦怠期かな……。
何か刺激が足りない気分であった。
「撫子さん、初めまして、わたしは『工藤正美』生徒会の者です」
うん？生徒会の人が何用だ。
「撫子さんには生徒会として正式に広報担当をお願いしたのです」
わたしが生徒会の仕事？？？
ま、ありえないな。
「わたしは演劇部のシナリオを頼まれていて、生徒会の仕事はできないから」
適当な嘘だが問題あるまい。
「それは残念です。でも、わたしは諦めません。携帯の番号を交換しましょ」
強引だが強気な正美に負けて交換してしまう。
「これで友達です」
上機嫌の正美を見てつぐみが幽霊の様に立っている。
困ったな……友達を同時に二人の相手をするスキルは持ち合わせていないからな。
「つぐみ、違うのだよ、これは正美が強引に……」
「へぇー正美って言うのね」
あぁぁー、完全に嫉妬している。
「演劇部のシナリオの仕事が忙しそうですね」
聞こえていたのか、だからと言って正美が居る前で嘘だとは言えないし。
「ふ、ここでどうする『�癸娃娃僑粥戞帖帖�
正美から謎の声が聞こえた気がするが気のせいか。
つぐみはフラフラしながら教室を後にする。
あ〜追いかけるしか無いか。
わたしはつぐみを追いかけて行くのであった。
やれやれ、今日は厄日だ。
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