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2019年12月27日14:57

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退院を明日に控えて脳トレすっか

今朝は午前4時頃に看護師さんが様子を見に来られた。やはり目が覚めてしまう。が、挨拶もせず黙って寝ているふりをした。
半覚醒状態が2時間半くらい続いたところで惰眠を貪るのをやめて顔を洗った。直後、看護師による検温や血圧測定。微熱がひかない。
朝食後、医師による術後の「処理」。医師にいくつか質問をしているうちに終わっていた。想っていたほどの痛みなし。
三木卓氏の「私の方丈記」を読む。昨日に半分読んでいた。方丈記をなぞって三木氏が人生を振り返るエッセイで、もちろん原文と三木氏の現代語訳もある。
そもそも高校時代から鴨長明に親しみを覚えている上に、三木氏の人間観と社会観にうなずくところが多々あって、二重に共感できる。
闘病中の友人にそのことをメールしたら、すぐに返信があり、「年末年始用に鴨長明伝を図書館から借り出してきたところ。奇遇だね」と。
奇遇ではない。2011年の大震災から今年の洪水被害まで、自然災害が頻繁に起き、人心も政治も荒廃の極みにあって、我が国の古典ならば方丈記と徒然草に行き当たるのが行く川の必然的な流れだと思う。
安倍は私より一つ年上の同世代だ。同じ教科書を使って学び、田舎のガキよりあらゆる面で歴史的文化的素養を培う環境にある。なのに、鴨長明も世阿弥も一茶も芭蕉もコメントに出したことさえなく、それでいて美しい日本を威勢よく語る。私には到底理解できぬ人物柄で、そもそもニッポン賛辞型の政治家で古典の「こ」を引用しながら日本を語る人を見たことがない。
日本をぶっ壊すつもりでもあるのだろうか。
意識を失った女性に襲いかかるような人物を擁護してみたり、賄賂に手を出して「一切身に覚えがない」という副大臣がいたり、町ぐるみで原発マネーに群がったり、韓国を含む戦争被害国に今なお植民地意識があったりで、もう無茶苦茶だ。しかし無茶を百回重ねたら道理が通る時代となり、鴨長明が嘆いた京の荒廃と同じような時代になってしまった。官僚や政治家はせめて方丈記くらい読み直せ、つうの。もっとも安倍は読み直しもなにも、読んだことさえないだろう。方丈記を読む力がなければ太宰治でもいい。少なくとも高校以降、安倍とか麻生とか維新の会くらいに無教養な人間に出会ったことがない。その意味では類い稀なる存在だとも言えよう。恥の概念が根本的に欠如している人間は強い。なんでも来いだ。
日記を書く前、高校の恩師にハガキを書いた。
先生、ぼくは元気です。
漢字を書いている途中でペンを止めたら、難しい字でもないのに、どう書くんだっけ?と痴呆状態に陥った。身体も頭もリハビリが必要だと痛感。

私、いろいろと甘えていました。入院中は反省ばかりしておりました。退院したら元の木阿弥にならぬよう、心がけていきたいです。
年始にあたっての目標、みたいな言い回しですが、心底そんなふうに思いました。
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