沖学園は15安打を放った。北照は10安打を放った。それで得点は4−2だ。
互いに走者は出す。だが併殺も沖が3で北照が2。そして結局得点にはエラーが絡み、ミスがその得点を少なくしている。
3回の沖学園は2安打と2つの死球で1点止まり。5回の沖学園は2塁打と3塁打を含む4安打を放ちながら2点止まり。7回の沖学園は相手エラーで1点を奪った。
北照の5回は相手エラーで走者を進めて2点を返した。
これだけの安打を放ちながら少ない得点。そして結局はミス絡み。
だが、最終回沖学園の吉村君の放った大きな打球を追った北照のレフト岡崎君は打球処理後動けなくなった。すぐに治療に走ったのは沖学園の選手だった。
タンカで運ばれ休息タイムが儲けられる。そして治療後再びレフトの守備位置についた岡崎君に対して3塁側沖学園応援団から大きな拍手が送られた。岡崎君はそれに対して帽子を取り、スタンドに向かって一礼した。これに甲子園中から拍手が起こる。
試合内容は互いに満足のいくものではなかっただろう。だが、この暑い甲子園をさわやかな気持ちにさせてくれたシーンだった。
2018年8月6日 第100回全国高校野球 1回戦(於 阪神甲子園球場)
沖学園
001 020 100 = 4
000 020 000 = 2
北照
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