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2017年01月16日12:02

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戦国時代展  江戸東京博物館

今まで戦国時代というのはその名のとおり戦に明け暮れて文化など育てられない時代だと思い込んでいた。しかしこの展示会で京都を中心に成熟した文化が各地の有力大名に取り込まれ再生産された時代だということがわかった。つまり戦国大名は喧嘩好きの荒くれどもではなくて、かなり知的で風流なカリスマたちだったということか。

戦国時代は亭徳3年(1454)の「亭徳の乱」、応仁元年(1467)の「応仁の乱」をきっかけに始まり天正元年(1573)の織田信長による足利義昭追放で終わるのだとか。100年あまりの間、日本全土はまさに群雄割拠。

戦国時代の芸術品と言えば日本刀。会場ではここだけ並んで見ることになる。「重要文化財 太刀 銘 國綱 鬼切」。へぇ〜、酒呑童子を切ったという名刀!?なんだかドキドキする。

異様な感じを受けた「秋田市指定有形文化財 黒塗紺糸威具足」。前立は芋虫の意匠。佐竹義重のものだという。毛虫は後戻りせず葉(刃)を食う。

国宝は「上杉家文書」。送ったままの紙の折り目が生々しい。

けっこうな展示数で見応えあり。

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