泣く男

2014年の韓国映画「泣く男」をDVDで観た。

脚本、監督はイ・ジョンボム。

間違って少女を撃ち殺してしまった罪悪感、もしくは幼いころの自分とダブらせてしまう思い、まあそんなことで組織からの命令である少女の母親殺しができず、逆に母親を守り悪の組織に一人立ち向かうって話。

男の父性本能、弱みや情け、まあこんなもんで感動を狙ったのはいいが脚本の不味さで少しも感動を呼ばない。

男がなぜ少女を殺したことへの罪悪感みたいなものがしっかりと描かれていないので、そこを中心とした物語を見せられても盛り上がらない。

ナイフを使ったアクション、銃撃戦なんかはハリウッド映画以上の残虐性と迫力。

チャン・ドンゴンという俳優さんは超かっこいいし、惜しいねえ。

過去に「アジョシ」を見て感動しただけに、期待してレンタル屋で借りたのだが遠く及ばない作品だった。