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2016年09月11日11:36

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驚きの明治工芸    東京芸大美術館

台湾といえば故宮博物館。あれだけの宝物があれば充分かと思ったら日本の明治工芸の名品がごそっと彼の地にあった。今回の展示はすべて台湾のコレクター宋培安氏の所蔵品なのだそうだ。

入場してすぐ自在龍。次に目を引くのはVTRのコマ撮りの蛇、リアルすぎ。置物とはいえ蛇にじっと見られるのって・・・嫌かも。国博でも常設で1〜2点しか展示されない自在置物がずらりと20点。

本物そっくりの細かい細工に驚いたのは「《蝉》竹江(明治時代)牛角、木、銀」これはよくうちのベランダで転がってる蝉そのもの!「《留蝉蓮葉水盤》宮川香山(明治〜大正時代)青磁、色絵」の蝉も見事。

第2展示室で気に入ったのは「《狸置物》大島如雲(明治〜昭和時代)銅、鋳造」。正体がばれちゃった化け狸!?というようなすっとぼけた表情がいい。「《山姥香炉》恵順(江戸〜明治時代)木」ここまで萎びた老婆を表現したかったのか!!「《猫置物》善拙(江戸〜明治時代)木」この猫、左前足の微妙な曲がり具合が・・・ちょっと怪しい。

写真取り放題、素直に楽しい展示会。

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