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2016年06月27日23:27

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入会山行4 八ツ面山山麓のアラハバキ

フォト

久麻久神社の社頭を観に行きたかったのだが、石段はあまりにも長いので、
裏参道下に留めたバイクで向かうことにしたのだが、
八ツ面山(やつおもてやま)山頂が近そうなので、
先に山頂を観に行くことにした。
変則六叉路から北西に向かう急な登り坂を登って行くと、
すぐ先にヘアピン・カーブがあり、道は南西に転換していた。
240m以内で山頂に出たが、かなり広い場所が平に整地されており、
中央に出入り口の無い長方体の建物が2棟、密着して建っていた。
地図によってはこの建物はプールとして表示されているので、
水道のための貯水池らしく、現在は建物内に封じられているようだ。
車が数台留まっていた。
北西に向かう通路があるので、建物の南東側に愛車を留めて、
通路に40m近く入って行ってみると、
さらに40mほど北に展望台があることが判った。
展望台と言っても塔ではなく、丘になっていて、そこが山頂のようだ。
西方を観ると、八ツ面山の森の麓には畑地が広がり、
その向こう側に西尾市の市街地が広がっていて、
山や丘陵はまったく見当たらず、地平線の彼方まで完全なる平地だ。
やって来た北東方向を見下ろすと、

フォト

こちら側には丘陵が点在し、彼方に山脈も存在する。
方角からすると岡崎の山岳部のようだ。
丘陵の手前を左右に国道23号線の高架道路が一直線に通り抜けている。
ここは水道局の私有地らしく、眺望以外に観るものは無し。

登って来た道を下り、八ツ面山山頂の南東側に向かった。
久麻久神社の社頭は公営団地に面した場所にあった(写真左)。
社頭には1対の常夜灯と頭頂が頭巾形の石柱はあるものの、
裏参道にあるような鳥居は無い。
石段は平面距離でも60m以上あるから、
この社頭から参拝に向かうのは、この社頭周辺の住民くらいだろう。

八ツ面山を下った、山頂の南西380mあまりの住宅街の中に
「硯鹿神社(とがじんじゃ)」という、これも気になる名称の神社があったので、
寄って行くことにした。
八ツ面山の南の麓に沿った道を西に向かうと、
道の北側に南南西を向いた入口があり、
舗装された登り坂の通路の20mあまり先に白い石造の八幡鳥居が見えた。
入口脇に愛車を停めて坂を上がって行くと、鳥居の先は開けており、
鳥居の正面10mほど先に1.5mほどの高さの石垣が組んであり、
屋根の反りの強いのが、この建物の特徴だ。
その上に本瓦葺入母屋造棟入の堂のような社殿が建っていた(写真中)。
その社殿の戸の両側の下見板張り壁に取り付けたバーに
草履がぶら下げられている(写真右)。
境内に案内書は見当たらず、
まさか、社内に役行者が祀られてるのではあるまいなと思ったが、
社内は暗くて、様子は判らない。
後でネットで硯鹿神社の祭神を調べて見たところ、
この総本社は三河國一之宮であることが判った。
三河國一之宮砥鹿神社の主祭神は大己貴命(大国主命)だという。
因みに硯鹿神社と同じ「トガ」音を持つ戸隠神社の主祭神は
天手力雄命(アメノタヂカラオ)であり天孫族の神だ。
ところで、『三河國一之宮砥鹿神社』の
公式ウェブサイト(http://www.togajinja.or.jp/index.html)に
奥宮の末社である荒羽々気神社(あらはばきじんじゃ)に関する
こんな記述があった。

「表参道四十九丁目「荒羽々気神社(あらはばきじんじゃ)」祭神大己貴命の荒魂(あらみたま)。健歩健脚の守護神と慕われる。」

この文章と砥鹿神社奥宮の写真を見ていて突然、
6年前にこの神社に参拝していることを思い出した。
この奥宮で参拝している時に、突然、
両耳脇で何かが羽ばたいている空気圧を感じたのだが、
まさに「羽々気(ハバキ←羽ばたく気)」なのだが、
この時は同行者がいて、末社の荒羽々気神社の存在には気付いていなかった。
つまり、蛇神とされる大己貴命に向かって参拝していたのだが、
それにも関らず“羽々気”を感じたということは、まさに

大己貴命の荒魂
    =荒羽々気

ということだと思われる。
それが、久麻久神社を地図上で見つけたことがきっかけになり、
思いもかけず判明した。
そして、羽ばたく蛇神=大己貴命荒魂はアステカ神話の
翼を持った蛇=ケツァルコアトルにつながっているのかもしれない。
ところで、草履だが、荒羽々気は健脚の神と
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