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2014年11月25日20:45

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6時間近くミニコミ誌の谷の下で「沈没」状態

 朝、ラズリと散歩に出て5分くらいが過ぎた頃、雨粒が微かに落ちてきた。はじめは錯覚かと思ったほどだった。夏に繁華街の雑居ビルが多い舗道を歩いていたら、クーラーの水滴が飛沫となって頬にあたることがあるが、ちょうどそれくらい。
 微妙な感覚というのは乙なもので、深夜、墓地のそばを散歩していると、目の隅にちらっと光りが走って、人魂かと思うことがたびたびあるけど、向きあって凝視したら人工灯を照り返す墓石がそう見えただけである。そのたび残念に思うのだが、今日のように「これから雨が降り出します。今から1分、合図を送りますので、お早めに散歩を切り上げるように」という天からの啓示であれば、「わかりました」と合点が出来る。
 ラズリはというと、彼女も私と同様雨の散歩は嫌いなので、鼻先が濡れたかどうかの雨を感じたところでうんこを済ませた。最近の高級車は雨滴感知ワイパー装置が付いているが、ラズリや私のほうがこの能力で言えば遙かに上だ。上だ、と言えば日本科学技術大学の上田次郎である。もう「トリック」は本当に見られないのかなぁ。
 散歩で言うと、午後の部は16時12分開始。雨がいったん止んだので、ミニコミ誌研究を中断し、ラズリと家を出た。パンを買いに日進堂へ行き、ドーナッツやクルミパンを買って、ラズリ用に食パンのへたもこぴっとゲット。300円しかお金を使ってないため、店員は塩対応だった。で、16時43分に帰宅。16時50分過ぎから雨がふたたび降り始めた。あまりにタイミングよく雨に濡れない散歩が出来たため、珍しく自分を褒めてやりたい気分だ。
 本日のメールは2通(スパムや通販を除く)。
 一通は先輩ミュージシャンからのライブ案内、もう一通は30年来つきあいのある友人のデザイナーから。彼も私同様、疲れている。装幀やレイアウトで食えなくなって以降、他の仕事でなんとか食いつないでいるのだが、疲れの原因はそれだけじゃない。どうでもいいような雑誌と本が幅を利かせる時代に倦んで、しかしそれに打ち克つ力がないものだから、凹んで拗ねてゆるやかに後退していってるのだ。
 ときどき「なんとかしようぜ」と私から声をかけ、昨日の「文学フリマ」も実は「行かないか?」と事前に誘いのメールを出した。で、イベントが終わった翌日=今日になって、「疲れていて、気力がなくてさ」というメールを送ってきたのだった。進行型ダメ人間の第4期だ。私はかろうじて第2期で踏みとどまっているのだが、転落していくのは時間の問題だろう。いや、ダメだ。上田次郎教授に倣って、捲土重来を期したい。
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