菜摘女に取り憑くだけでは気が済まず、自ら姿を現してしまう静御前がちょっとカワイイ(でも、取り憑きつつ自分も出てくるなどということができるのだろうか??)。途中でツレがシテと同格になってしまうというのに意表を突かれるが、セリフが多く、極端に難
激しく暗い悲しみと、身を切るような痛み。救いを求めつつ、救われることを拒否すべく自らを厳しく律しようとする緊張と焦燥。自虐ではない。自分を突き放して笑えるような余裕はない。生きることに罪悪感を持ちつつ死を恐れ、徐々に狭まる生と死との間でもが
ホテルをチェックアウトした後、まずは金沢駅へ。お土産の買い忘れがあることが判明したので、再びショッピングモールに足を運ぶ。買い物の後で再度ゆっくり店内をチェック。すると、昨日見えなかったものがいろいろ見えてきた。昨日は夕方で混雑していたし、
朝起きたときは雨が降っていたが、家を出る頃には止んでいた。天気予報によれば関東地方以外は晴れとのことなので、移動しているうちに天気は回復してくるだろう。自宅最寄り駅から電車を乗り継いで大宮駅へ。そこからから北陸新幹線で金沢を目指す。途中、長
圧倒的な疲労感・・・。休憩なし2時間45分のワーグナーなので辛いのは当然なのだが、疲労が増す理由はほかにもある。電子的な演出は個人的にはあまり好きではない。目がチカチカして、ひどい頭痛になりそうな不安に襲われる。ローゲ役のグールドは今回の公演
光源氏と六条御息所が秋の野宮で再会したという源氏物語のエピソードをベースにした作品。御息所は夫を亡くして以降、幸運が巡ってこない。何もかもが裏目に出てしまい、没落するわけではないにしても、明るい未来を描くことができない。謡も終始物悲しい雰囲
「曜変天目だけは見ておいた方がいい」と言われたので、閉会間際の美術館に駆け込んだ。藤田美術館が所蔵する仏像・仏具、絵画、書、工芸の初の東京公開。約90点の出展物中、国宝9点、重文12点という密度の濃さ。だが、悲しいかな、和物や工芸品を見る習慣が