「玄象」という言葉の意味かよく分からないので調べたところ、観世流では「玄象」と書くが、他の流派では「絃上」とも書くようだ。琵琶の名手である藤原師長が登場する作品で、音楽がメインになるからか全体的にリズミカルな感じがする。時々ものすごく難解な
有名なスワニルダのワルツなど数曲をピアノで弾いて以来、いつかバレエを見てみたいと思っていた。楽しみにしていた舞台がいよいよ開幕。ドリーブの心躍る軽快な音楽。生のオーケストラの演奏はCDで聴くよりも感動する。群舞や衣装が華やかなわりに舞台セット
展覧会のチラシに「はじめまして、ナビ派です」「日本で初めて本格的に紹介する展覧会です」と書いてある。「初めて」とはどういうことなのだろうか。自分の過去の展覧会鑑賞履歴を見ると、ピエール・ボナール、モーリス・ドニ、フェリックス・ヴァロットンの
最後の最後、蝶々夫人のアリア「さよなら坊や」で急に泣きそうになった。夫も子供も自分の家族だけれど、夫との別れと子供との別れは違う。夫はある意味他人だから「仕方がない」と諦めることもできるだろう。しかし、自分の血を分けた子供が自分から引き離さ
妹のゲルティ、パートナーのヴァリ、妻のエディットは、シーレのそばにいて幸せでもあり、不幸でもあったように思う。不幸の一番の原因はもちろんシーレだ。自分はやりたい放題なのに、ゲルティが勝手をするのを許さない。ヴァリと一緒に住んでいるのに彼女を
「ティツィアーノの絵」はヴェネツィア派の展覧会、あるいはプラド美術館所蔵品の展覧会で日本にいながらちょくちょく目にしているが、まとめて5点(工房との共同作2点を含めると、7点)を鑑賞できる機会はあまりないように思う。今回の展覧会はそのような意