「雲林院」ときくと、中学・高校の古典でおなじみの「大鏡」を連想してしまうが、本作品のシテは「大鏡」で歴史を語る高齢な大宅世継や夏山繁樹ではなく、「伊勢物語」の主人公・在原業平。個人的には特に面白いと思う曲ではなかったけれど、桜の花がはらはら
「雪崩を前に、妻エバと子供たちを置いて逃げてしまう夫のトマス」と書くと、トマスがものすごくダメダメな感じがするが、はたしてトマスが一方的に悪いのか?むしろ私はトマスよりもエバが少し不愉快に感じられた。「家族をも守ってくれなかった」ということ
アルゼンチン発、全6話のオムニバス形式のブラックコメディ。面白いは面白いが、やりすぎの感は否めず、ドン引き・・・。この映画が大ヒットしたというアルゼンチンがある意味心配になってくる。それともラテン系の人々はこういう節度のないノリが好きなのか
第1章 モンマルトルでの第一歩19世紀末はパリが最も華やかだった頃と言ってもいいだろう。ロートレックのポスターが貼られ、バレエ、芝居、影絵などが連日舞台にかけられ、次々と新しいシャンソンが生み出され・・・。乱痴気騒ぎをほうふつとさせる作品の中
2000年日本公開のキューバ音楽のドキュメンタリーが3週間限定でリバイバル上映とのこと。チラシに記載された「史上最高の音楽映画が、スクリーンに甦る」「地球上で一番セクシーな音楽」といった文字列に惹かれ、劇場へ。キューバ音楽や、アルバム「ブエナ・