オススメ334。"私は、空に出た人類の革新を信じている。しかし、人類全体をニュータイプにする為には、誰かが人類の業を背負わなければならない。"赤い人の言葉が、人、戦争と宇宙と地球、戦士といったカテゴリーで収録された本書は本日から更新される宇宙世
オススメ333。"チェスの名手であればあるほど、指し手に潜む欠点を深く理解しているため、実際に指せる手の数はぐっと減る。この原則は未来にも通用する。"影のCIA、ストラトフォーの設立者が、2009年に発刊し、地政学に基づいて今後100年の世界情勢を分析し
オススメ332。"孤独に強い成熟した人とは、『人間とはわかり合えないものだ』という心の構えで生きている人のことです。"精力的なカウンセラー活動と多数の著作で知られる著者による本書は、巷に溢れかえる孤独本より実体験に基づく一歩踏み込んだ考察がされ
オススメ331。"大事なことなのでもう一度言います。教祖は決して難しいものではありません。本書を読めば誰でも簡単に教祖になることができます。"2009年に発刊された本書は、好みはわかれるかもしれませんが、宗教の本質を正しく指摘していて何かしらのコミ
オススメ330。"踏みこたえて目を上げた途端、さあと音を立てて天の川が島村のなかへ流れ落ちるようであった"あまりにも有名な冒頭の始まりが有名な本書は、繊細で情緒豊かな美しさ文章、その一方で非現実と現実の狭間に連れていかれるように、読み手に様々に
オススメ329。"『いつ芸術なのか』という入射角は引き継ぐにしても、わたしがしばらく眼をこらしていきたいのは(中略)しかしもう走り出している活動、アート未満の活動である"やわらかく読み解く本を多数出してきた著者が体験や自論から問いかける社会とは、
オススメ328。"鼻行類という名前がまさに示すとおり、その共通の特徴は鼻が特殊な構造をしていることである。鼻は一個のこともあり、多数存在する場合もある"架空の著者により1961年に発刊された本書は、単なるパロディに留まらない、個々の動物記述が客観的
オススメ327。"二十世紀の人類は、東洋人も西洋人も、一緒に笑い、語り、学ぶことで(中略)進取の気性に富んだ先輩たちの仕上げをしなくてはならないのです"昭和初期に東京に暮らした英国女性の随筆である本書は、戦争間近な中で、暖かい目で日本を理解し英国
オススメ326。"『ぼくはいま奇跡を経験している』『そんな、ただの電話の会話じゃない』『その電話の会話がぼくにはすべてなんだ。電話が好きなんだ』"地の文ほぼなしのテレフォンセックスによる会話劇である本書は、緻密な描写で知られる『中二階』著者の本
オススメ325。"ぼくが子どものころ母がこういったのを今も覚えている。タイの国は能なしとガイジン、犯罪者と観光客の天国よ。"タイ系アメリカ人の著者が貧しさの中で生きる人たちを7篇の短編集で描く本書は、表題作含め、西欧とアジアのハイブリッド感、人の
オススメ324。"大事なのは、インターネットとブログとSNSの時代にあっても文学は機能しているということだ。"2011年発刊の著者の世界文学ガイド本とも言える本書は、作者や翻訳者に留まらない紹介者としての著者の魅力がぎゅっと凝縮されていて読みやすくも勉
オススメ323。"私は、われわれが既に失いつつある陰翳の世界を、せめて文学の領域へでも呼び返してみたい。"1939年発刊の本書は、近代化もとい西洋化の過程において、日本文化が何を失ったかを建築、照明、紙、食器、食べ物、化粧など様々な領域にわたって自
"『どうして最初にわたしのなかにある文字を書くことから教えるの?』『たとえこれが学ぶ文字のすべてだとしても、確実にきみの頭に残るからさ』"ディストピア社会における少年少女たちの心の機微を丁寧に描いた本書は、静けさの中に紛れ込む不安感が読みやす
オススメ321。"どういう具合か、はっきり言ったわけではないが、決まりごとのようになった。双方から打ち明け話をするのだ。"デビュー作の本書でピュリツアー賞を受賞した著者が端麗な文体で描き出す表題作を含む9編のインド系移民の物語は移民政策を実質的に
オススメ320。"国家は共同の幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である"60年代、70年代に大きな影響を与えた思想家として著名な著者の代表作の一つである本書は、当時の空気感を考える一助に、また現在においても様々な個人と家族、社会との関係性を
オススメ319。"まず中ニ階に通じるエスカレーターを、心の中の染み一つない背景の上に置き、純粋に美しい、一人の大人が考えるに値するものとして眺めること。"1988年に発刊され話題となった本文と脚注の転倒を試みた大いなる極小文学である本書は、現在も追
オススメ318。"アイデアは協調のネットワークによって生まれ、ひとたび世界に解き放たれると、ひとつの分野にしばられることのない動きの変化を始める。"西洋文明の進化を著者が"ガラス、冷たさ、音、清潔、時間、光"といった括りでロングズーム視点で説明す
オススメ317。"人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。"世界的なロングセラーとして知られる本書は、極限状態で人からは何
オススメ316。"かくして焼肉料理、漬物のキムチは、すっかり『日本の食べもの』になったわけだが、この食文化現象というべきものについて文化的、科学的な見地からの分析を試みたい"本書では、焼肉がどうして誕生し、仏教国だった日本に根付いたかについて。
オススメ315。"戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう"1947年の第二次大戦後の混乱期に出版された本書は、かっての日本人、そして現在、経済的に負け
オススメ314。"新たに気がついたのは、『自由な人生』の後には、さらに『自由な見送り方』という広い海があるということだった。人は、どう生きることもできるし、どう見送ることもできる。"著者のインタビューで紹介される5組の実在の家族の人生、そして共通
オススメ313。"現実的な小説を書く人はたくさんいる。奇想天外な小説を書く人もたくさんいる。しかし、現実的でかつ奇想天外な小説を書く人はまれである。その中でも村上春樹の才能は突出しているといってよいと思う。"著者による『偏愛的作家論』である本書
オススメ312。"近年のベストセラーの多くが、読めば気持ちがよくなるだけで、役に立つことは書いていない『自己啓発書』という『便所紙=ドラッグ』だということは、誠に嘆かわしいのです。"英国在住の元国連職員である著者が外から個人目線で日本の仕組みの
オススメ311。"なぜならここには数知れぬ市民がみずからの意思で合衆国郵便を使って通信しないことを選択しているからである。"難解さで知られる著者の最初の一冊として紹介されることの多い本書は、読書のもつ"理解したい"という固定概念や思い込みを破壊す
オススメ310。"しかし大部分は監督にそう言われると日本人はやはり偉いんだ、という気にされた。そして自分たちの毎日の残虐な苦しさが、何か『英雄的』なものに見え、それがせめても皆を慰めさせた。"1929年発刊、2008年に格差の拡大で再脚光を浴びた本書は
オススメ309。"生物には時間がある。その内部には常に不可逆的な時間の流れがあり、その流れに沿って折りたたまれ、一度、折りたたんだら二度と解くことのできないものとして生物はある。"2007年ベストセラーの本書は、AIやロボットが日常的になった今だから
オススメ308。"日本の花としてのさくらを文学の中にたどって見ることによって、わたしたち日本人とさくらの関わり方を考えてみたい。"古代から現代までの歴史において、桜がどう受容され文学において語られてきたか。その変化を辿る本書は身近な存在であるの
オススメ307。"会読は、複数の人が定期的に集まって、一つのテキストを討論しながら共同で読み合う読書・学習方法である。この方法には、相互コミュニケーション性、対等性、結社性という3つの原理があった。"江戸の読書会、会読を巡る思想史である本書は予想
オススメ306。"スナフキン!金色のふさだよ!""何の役にもたたないよ そんなの切り取って釣りにこいよ"かっては大人向けの風刺漫画として新聞に掲載されていた内、表題の"黄金のしっぽ"そして"ムーミンパパの灯台守"がおさめられた本書は、各キャラクターそれ