オススメ331。"大事なことなのでもう一度言います。教祖は決して難しいものではありません。本書を読めば誰でも簡単に教祖になることができます。"2009年に発刊された本書は、好みはわかれるかもしれませんが、宗教の本質を正しく指摘していて何かしらのコミュニティ運営者向け良書として勉強になります。
個人的には、ポリティカルアートとして、宗教団体企画を天ぷら騎士団(
https://templanight.jimdo.com )他いくつもしている私に対して"冗談半分に、"いつか本当の宗教法人でもしそうですね"と何人かに言われたことから、いっそのこと?と本書を手にとったわけですが。
青少年向けの文書自体は確実に人を選ぶであろう一方、世界史や宗教史、美術史辺りをかじっている立場としては、著者がちゃんと各宗教の本質を掴んだ上で、説明しているのに驚かされました。また、直接的には宗教ではありませんが、いわゆるインフルエンサーやカリスマブロガー、オンラインサロン主宰者といった方々のやり方がほぼ本書に書かれていることのテンプレである事にもシニカルな面白さを感じました。
大切な友人が悪質な新興宗教に勧誘されていて、心配な誰か。あるいは宗教もといインフルエンサー、カリスマブロガー、オンラインサロン主宰者となって、誰かを(騙すもとい)巻きこみたい人にオススメ。
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