オススメ516。"ブンガクとケンチクの間には、微妙な相関関係がある(中略)それを承知の上で、むしろその格差を楽しみながら、名作文学に描かれた家の図を描いてみようというのが、本書のねらいである。"1997年発刊の本書は。宮沢賢治からバルザックまで【名作
オススメ515。"私は哲学の可能性を信じています。この世界を否定するためではなく、よりよい生の可能性の条件を取り出し、その実現を可能にするための原理をつくりだすために、哲学を生かすことができるはずです。"2016年発刊の本書は、哲学名著を時代背景と
オススメ514。"書籍を読むとは、単に受動的に読むのではなく、著者の語っていることに対して『本当にそうなのか』と疑い、反証する中で、自分の考えを作っていくという知的プロセスでもあるのだ"2016年発刊の本書は様々なテーマ毎に違ったアプローチの2冊の本
オススメ512。"インターネットは、私たちを『巨大組織の中で生きる現代人』から『小さな村で活動する原始人』に先祖返りさせた。ただし、それは退化ではない。むしろヴァージョンアップである。私たちは『原始人2.0』なのだ"2015年発刊の本書は、誰でもメディ
オススメ511。"『エンジニアー私は自分の表現をよく覚えています。(中略)礼節、進歩、労働、生命に対立する力、その悪魔的な息吹から青年ね魂を守ることは、教育者のもっとも崇高な義務なのです』"1924年発刊の本書は【教養小説の名作】として思想・哲学・宗
オススメ510。"環境が、あなたの行動にブレーキをかけるのではありません。あなたの行動にブレーキをかけるのは、ただ一つ、あなたの心だけなのです。"2017年発刊の本書は【食堂の枠を超えた食堂】未来食堂の店主でもある著者の経験や考え方が凝縮されていて
オススメ509。"多くの先輩方の意見、さらにはショートショートの現状を踏まえた上で、私はショートショートをあえて『約二十枚以下のアイデア・ストーリー』と定義したいと考えました。"2005年発刊の本書はショートショートを愛する著者による歴史紹介や書き
オススメ508。"パリピたちは都会よりずっとコミュニティ内で『浮く』ことが厳しい保守的な地方で、比較的周囲の意見に流されることなく、自分が直感的に良いと信じたものをピュアに追求します"2016年発刊の本書は地方活性化の立役者としてのパリピの可能性を
オススメ507。"共同社会がそれぞれ固有の様式を獲得するのは、その慣習あるいは規則によってであるが、本書は遊びをこれらの慣習あるいは規則の理想的な像、すなわち狭窄物から切り離された、純粋な、完全な像として描き出したものである。"1958年発刊の本書
オススメ506。"遊びが他の文化現象に比べてどのような地位を占めるかということを私は問題にしたのではなかった。むしろ、私は文化そのものがどれほど遊びの性格をもつか、を問題としたのだ。"1938年発刊の本書は、理性に並ぶ【人間文化に不可欠の要素として
オススメ505。"いずれにしても、妖怪は日本の誇りうる文化といえよう。そして、妖怪たちの跳梁を今日まで伝えるさまざまな資料は貴重な文化遺産なのである。"2003年発刊の本書は"日本最強の妖怪コレクター"である著者が豊富な図録と共に妖怪文化について紹介
オススメ504。"この本では、いちばんリーズナブルでなじみ深い100円台のレトルトカレーを使ったアレンジレシピをたくさん紹介しています。"2019年5月発刊の本書は、カレー・スパイス研究家、一条もんこ提案による自宅で簡単に出来るレシピ約60種類が収録され
オススメ502。"世界が、道理の分る、法の守られる世界が、今や消え去ろうとしていた。かっては、ここに何があり、かしこに何がある、といえた。"1954年発刊の近未来小説であり様々な作品に影響を与えた本書は、少年漂流物語の形式をとりつつ子供の残酷さ、社
オススメ503。"どこかの居酒屋カウンターで、一緒に2時間お酒を飲めるかどうかってことです。これができないと、本当に人がついてきません。(中略)こういうことはね、起業塾に行っても決して教えてもらえませんよ"2014年発刊の本書は"仕組みで勝って、人で圧
オススメ501。"疑うことを卑しい精神活動だと思う人の中に、信じるという結論に飛びついて楽をしていることへの後ろめたさから逃れるために、『疑う』を貶め、『信じる』を美化する心理は働いていないだろうか"2009年発刊の本書は【安易なオカルト信奉】への
オススメ500。"わたしは読者の一人ひとりに、たんに小説を楽しむだけではなく、ドストエフスキーという人間、あるいは人間ドストエフスキーの魂の研究者になってほしいと願っている"2007年発刊の本書は訳者・研究者ならではの名作に対する大胆な仮説展開、そ
オススメ499。"ランプの灯を節約して使ってほしい。一ガロンの油を、ではなく、そのために流された一滴の血を大事に思ってほしい、無駄にしないでほしい。"1851年発表の本書は実体験に基づく圧倒的な情報量で鯨について、そして巨大な運命との対峙について。
オススメ498。"自然を相手に自然の中で生活していると、頭で考えるより、腸で考えることが多くなっていることを実感します。私の研究はすべて頭で考えるより、腸で感じ取った感性にしたがっています"2012年発刊の本書は、科学的根拠はともかく脳の暴走を抑え
オススメ497。"京都をはじめとして、地方の古い城下町へ出かけてみると、いまや破壊寸前にある『江戸』を見ることができる。この破壊は、天災によるものではない。まさに人災…現代の人間たちがあやつる【科学とマシンと錯覚による破壊】である。"1977年発刊
オススメ496。"図書館は無限であり周期的である。どの方向でもよい、永遠の旅人がそこを横切ったとすると、彼は数世紀後に、おなじ書物が無秩序さでくり返し現れることを確認するだろう"1940年代発表の短編集である本書は、ラテンアメリカ文学の先駆けとして
オススメ495。"相手が老人だからといってマナー違反や悪事を見逃すことは、敬意でなく差別だと、なぜ日本人は気づかないのですか。(中略)高齢化社会とは、いい老人も悪い老人も増える社会なんです。"2015年発刊の"自称"イタリア生まれの研究家による本書は過
オススメ494。"本当の読書は、単に表面的な知識で人を飾り立てるのではなく、内面から人を変え、思慮深さと賢明さとをもたらし、人間性に深みを与えるものである(中略)ゆっくり時間をかけさえすれば、読書は楽しい"2006年発刊の本書は、量から質へ、網羅型か
オススメ493。"間断なく流れながら、精妙なバランスを保つもの。絶え間なく壊すこと以外に、そして常に作り直すこと以外に、損なわれないようにする方法はない。生命は、そのようなありかたとふるまいかたを選びとった。それが動的平衡である"2009年発刊の本
オススメ492。"レイヤー化した〈場〉の世界でよく生きていく戦略は、ふたつです。第一に、レイヤーを重ねたプリズムの光の帯として自分をとらえること。第二に、〈場〉と共犯しながら生きていくということ。"2013年発刊の本書は。中世、近代、そして未来へと
オススメ491。"必要とあれば一般読者をぶっちぎるほどの複雑さや高度さに達しても構わない、それを許容する場でありたい、というのが『文芸誌』と銘打つ理由である。"2019年発刊の本書は現在の震災を巡る言説空間が、ステレオタイプで平板な言葉が並んでしま
オススメ490。"さて、回りくどいのは嫌いなので結論から申し上げましょう。本書で私が皆さんにお伝えしたいことはただ一つ。声優だけはやめておけ。嘘偽りなく、これだけです。"2015年発刊の本書は、ベテラン人気声優として、これからの若い人へのエールが素
オススメ489。"つまりこの問題は、比較文学者がやらねばならないことなのである。そして網羅的、徹底的にやる必要がある。古今東西すべての広い意味での文藝について、一応の位置づけをしたい"2017年発刊の本書は、癖はあるものの『純文ってなに?』という疑
オススメ488。"彼によると『地下街の人びとは口べただがもののわかった人たち、古臭い知性とは違った知性をもった人たち(中略)とても静かでキリストのような人たち』なのだ。"1958年発刊の本書は、意識の流れにジャズのバップといったリズムにのって、アクセ
オススメ487。"ティファニーの店内にいるみたいな気持ちにさせてくれる場所が、この現実の世界のどこかに見つかれば、家具も揃え、猫に名前をつけてやることだってできるのにな。"1958年発刊の本書は、無駄のない文章、イノセンスなヒロインの存在が、映画と