シネマヴェーラ渋谷で「裸の銃弾」。若松孝二監督69年作品。ボスの女と逃げようとして指を詰められたチンピラが、殺し屋となって復讐する。なぜか「男殺し女殺しなんとかかんとか」といかにもピンク映画風タイトルが出るが、パートカラーで描かれるカラミ
シネマート新宿でウィリアム・フリードキン監督「恐怖の報酬」を観る。かなり前、テレビで観た作品だが、その時はアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督のオリジナル版に遠く及ばないと思った。それはフリードキン監督の意に沿わない不完全版であり、今回の上
ヒューマントラストシネマ渋谷で、今年も開催の「未体験ゾーンの映画たち」に通うが、なんと2度満員で入れず、今のところ2本のみ。 「シークレット・ヴォイス」は、カルロス・ベルムト監督のスペイン映画。前作「マジカル・ガール」は、観る前の予想と、
中野ZEROホールで「ジュリアン」の試写。グザヴィエ・ルグラン監督によるフランス映画。冒頭20分は、家庭裁判所での離婚した夫婦の争い。両者の言い分は食い違うが、この時点ではどちらが嘘をついているかわからない。ここで11歳の息子ジュリアンの嘆願
光音座で清水大敬監督イベント。まず山崎邦紀監督の09年作品「仮面の宿命 美しき裸天使」。主人公の大学教授は講義中倒れ、かつて愛した青年の幻影を見る。自分が余命いくばくもないことを知った教授は、ゲイであることを認識し、教え子の1人と関係する
今年もシネマヴェーラ渋谷の「蓮見重彦セレクション」に通う。「その女を殺せ」は、リチャード・フライシャー監督52年作品。原題は「Narrow Margin」。これで思い出したが、90年のピーター・ハイアムズ監督作品「カナディアン・エクスプレ
今年も恒例の上野オークラ新春イベントへ。映画は加藤義一監督の新作「痴漢電車 食い込み夢マッチ」。電車内で男が痴漢に遭っていた女を助ける。2人は高校の同級生で、再会を約束して別れる。2人とも恋人がいることがすぐに示される。男は失業し、セック