甲府桜座という、ライブスペースで岡林信康コンサート。平場は満員で二階もそこそこ。100人を超える観客が入っている。ほとんどが還暦前後か。ギターとハーモニカを携えて独りで登場する。軽口をたたきながら、「山谷ブルース」「流れ者」など初期の曲。会
「山梨ことばの会」の会報(2年に1回発行)の18号が発刊しました。年に3回ほどの研究例会を開いていますが、まあ、活動は低調と言っていいでしょう。一応、石川が編集担当ということですが、原稿を書こうという方も少なく、あやうく今回は1名になってし
先週終わってしまった展覧会だが、東京ステーションギャラリーのモランディ展のことを一言。特に書きたいと思わなかったのだが、日曜の朝日新聞の書評欄に触発されて。堀江敏幸の「その姿の消し方」という小説の書評だ。この小説の主人公にとって「詩」とは何
明治座で歌舞伎見物。まず、七之助と梅枝で「葛の葉」(芦屋道満大内鑑)。<女房葛の葉>と<葛の葉姫>の早替りに目が行くが、この二役を演じ分け、さらに、女房が狐の本性を表すところを加えて、三通りの演技をしていく。30年前の扇雀(現坂田藤十郎)は
国立新美術館にて「はじまり、美の饗宴」展。サブタイトルは、「すばらしき大原美術館コレクション」とある通り、倉敷の大原から主要作品が引っ越してきた感じの展覧会だ。大原といえば、グレコの「受胎告知」がまず思い浮かぶ。実際に見ると、天使もマリアも