吹き抜けた風に 足を止める 少し冷たさが 和らいできた そんな気分で 周りを見渡せば あちらこちらの 枝からはまだ 小さな 小さな蕾が 膨らみだしている 春もそう遠くは ないのかもしれない 花が咲いたなら またあなたに会える
「日向の匂い」 あなたの腕の中 日向の匂いに 包まれて 閉ざしていた 扉をそっと開け 暖かい風を 運んでくれた 今も 変わることなくその風が吹いている
もう古い事なのに 何時までも 棘が刺さったままで あの言葉が忘れられない でもね 痛む度に 強くなれた気がするから 感謝しておくわ もあ2度と会うことも 会う気もないのだから
もう終わってしまったのにまたあの店へふたりで座っていたテーブルにはあの頃の2人のように笑顔で会話を弾ませているもう1度戻ることが出来たなら変えることが出来たのでしょうか
気がつけば時間(とき)に流されて淀みに浮き沈む光景ただボンヤリ他人事のように見つめる現在(いま)の自分静けさに聞こえてくるのはラジオの…ノイズの音耳を澄ませて夜明けを待つ