上着の衿を合わせて 歩きながら見上げるのは 秋の終わりを告げる 冬の空 小さな足音に しゃがんで両手ですくった さざれ石 茜の空に 掲げてさらさらと 落として遊んだ 子供の頃を思い出す
落ち葉を運ぶ風が消してしまったふたりの声もう1度聞き返していたらもう1度伝えらていたのならきっとすれ違う事もなかったかもしれないのに
もう少し早く 出会えていたら 私の世界も 変わっていたかもしれない いえいえ 出会ったのが 早かったのかもしれない そんな事は もうどうでもいい 遠くて近いふたり 混ざりあって滲んで 弾けてしまった 心模様
またあの日と同じの季節の月を見る何故かすれ違ってしまったふたりだけれどあの日肩を並べて眺めた月明かりあなたも見ているのでしょうか
うたたか想いを重ねてきた 季節(とき)も今では 思い出と変わりました 何が 起きたのでしょうか? その答えを 未だ見つけ出せずに まるで迷子のように うたたかの夢にも似た あの季節(とき)に 迷い込み立ち止まる そんな自分を見つめる もうひとりの私がいます
生意気だなんて思っちゃいない強がっていてもいいじゃない研ぎ澄まされた感性が傷つくことを恐れない訳がない思う奴には思わせておけばいいそれを悟られることを恐れているから仮面をつけるそれでも疲れたなら外してみるのもいいんじゃないか
どんな時もいつも変わらず傍に居てくれたのはキミだけだったもっと思いを言葉にしていればキミが出て広くなった部屋で今もそんなキミを思うのを許してしてほしい
行くあてもなく手荷物1つで飛び出したショーウインドゥに映った自分の姿何故か哀しくて路地に隠れて泣いた夜そんな時何も聞かずに差し出したあなたのその手のぬくもり今も優しく