朝靄(もや)が冷たい風に吹かれ射し込む陽射しが映し出すのは色に染まった木の葉が散りばめられたパズルの欠片のような道を映し出す、
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お疲れ様と声を掛けれぱ笑顔が返るそんな平穏な日々が続けと願いながら街灯が映す影と家路を歩く
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そぼろ降る雨舗装が弾く小さな渋木(しぶき)濡れる足元に見えぬ月の空を見る
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音もない静かな雨日毎紅く染まるもみじに…やがて訪れる冬を思う
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霧のように雨が色づく街並みを隠すように降っていたまるで今の気持ちも隠すかのように雨は止み晴れ渡った空なのに目に映る空は涙で霞んだまま
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北の街から雪の知らせが届く頃この街では色づいた街路樹が風に揺られて舞い落ちる
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疲れた足取りで家路を歩く町の明かりが途切れた空を仰げばそこには月と並んだ星ひとつ
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それは見えているのに手を伸ばしても触れる事さえ出来ない高嶺の花のようそれならせめて雲に隠れないで見つめるだけでも今は幸せ…と思ってるから
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