26日、呼吸器家の検査で市民病院へ。検査項目や問診によってあちこちへたらい回しにされ、それぞれの箇所で待たされる。本を持って行って正解だった。 持って行ったのはニーチェの全詩集。若いころの詩は、私が高校生の頃に書いていたものとさして変わらな
図書館で何かの拍子に見つけて借りてきた。 功成り名を遂げた人のエッセイ風の読み物だし、文字通りの日記で一つ一つの文章が短いから、硬いものを読んだ折や、書くという行為に疲れた折など、箸休めのように読めると思った。 しかし、読み出したら面白
イスラム国にはかねてより関心があったが、なんといっても8,500キロ彼方の話であった。それが一昨日以来、すぐ身近な、しかも時間的にも限定された判断が迫られる対象となった。 安倍氏の中東訪問とそこでの「いいかっこし」が引き金となったという事実
シャルリー・エブド事件の波紋はフランスの国家排外主義的なグロテスクな対応や各地でのイスラム排斥運動、そしてそれへのイスラム側からのカウンターの運動などとしていっそうの混迷を深めているようだ。これらが新たな悲惨を生まないように祈るばかりだが
16日、穏やかで少し暖かかったので、待ってましたと散髪に出かける。もっと早く行きたかったのだが、短く刈り上げるタイプなので寒い日には首筋がスウスウして病み上がりにはつらい。そんなこともあってズルズル延ばしていたのだ。 もう2、3度書いてきた
今日は朝から冷たい雨が降りしきっている。町内の班長として、広報を配る役なのだが、昨夜のうちに配っておいてよかったと安堵している。 以下は、比較的穏やかだった昨14日の話。 ======================= ここのところ
「漂泊 譚」 しょせん漂泊する身であれば 自分が何処にいるのかも定かではない 四囲を見渡し 山があれば山を巡り 川があれがそれに従う しかしやがて道は失われ 行方は暗く閉ざされる そ
冬の夕刻、田舎道は寒くて寂しい。 伊吹山は黒い雲の向こうに身を隠し、カラスすら飛んではいない。 背を丸めて歩いているとどこへも帰れないのではという気がする。 ぽつねんとひとりいることが深々と心細い。 いつも見慣れた風景がどこか突き放すよう
老人といってもいろいろあるのだろうが、とりあえず私も含みこんだ一般論として述べよう。 老人が嫌われる理由はいろいろあるが、そのひとつに話題のステレオタイプ化があげられる。要するに話題が狭くある定形へと偏っているのだ。 それらのベスト・スリ
中国の深玔に住むRさんからこんなに素敵なお年賀のお手紙をいただきました。もともとは北京生まれで北京育ちのようですが、今は仕事の都合で深玔のようです。深玔は香港のすぐ北にある都市です。彼女は、子供を育てながらこの都市で働い
近頃気になる言説がある。 そのひとつは、天皇誕生日の天皇談話や新年の談話が安倍氏を中心とするグループの国家観(はっきりいて極右的なそれ)と著しく異なることの指摘が各方面からなされているということに関連する。 もう一つは、紅白歌合戦での桑
初夢を見た。 一説には、1月2日の夜に見る夢をもってそういうようだが、今年最初の夢を無視するわけにはゆかない。 ところによっては、良い夢とそれが正夢であることを祈念して、宝船の絵に以下の短歌を添えたものを枕の下に敷いたりするようだ。 この