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2015年01月02日14:32

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1万円の薬膳料理? 初夢のこと

 初夢を見た。
 一説には、1月2日の夜に見る夢をもってそういうようだが、今年最初の夢を無視するわけにはゆかない。
 
 ところによっては、良い夢とそれが正夢であることを祈念して、宝船の絵に以下の短歌を添えたものを枕の下に敷いたりするようだ。
 この短歌「長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな」は良く出来ていて、回文になっている。「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」といった次第だ。

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 ところで、これを枕の下に敷くからといって、いわゆる「枕絵」と取り違えてはいけない。こちらの方は「あぶな絵」とか「春画」の方である。
 まあしかし、これを枕の下に敷いても、面白い夢が見られるかもしれないが・・・。

 さて、私が見た夢。
 どういうわけか、家族全員ととっくに亡くなった義母が同じ布団の中で雑魚寝をしている。私は自分の人差し指を撫で回している(これを性的な象徴と観ることもできるが、そう決めつけるのは短絡だろう)。
 ところが、自分の指と思ったそれが、実は義母のものだった。義母は気づいたのか気づかなかったかがわからないままに眠っている。

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 恥ずかしくなった私は、一人家を抜けだした。辺りはまだ、明けきってはいなかったが、やがて明るくなると、そこは里山のようなところで、一組の男女のペアーと出会った。女性の方は普通の服装であったが、男性の方は帽子から上下の服共に、モーツァルトの歌劇、『魔笛』の初期のイラストにあるパパゲーノのように異様なもので覆われていた。
 
 パパゲーノの方は鳥刺しとあって、その全身を覆っていたのは羽毛であったが、この男性のものはすべて植物であった。
 男はそれをすべて薬草だと説明した。すわ、危険ドラッグの製造の一味、と腰が引ける私に、薬草は薬草でも薬膳料理の素材なのだと説明した。そして自分の帽子の一部をちぎって食べてみろという。香味が強く、少し刺激的な味がしたが不味くはない。

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 そこへもう一人の男が現れたが、彼は普通の格好で、どうやら薬草男の顧客らしい。「さっきの料理は美味しかったがいくら?」と尋ねる男に、薬草男は「ちょうど一万円でいいよ。それに、これをおまけにつけよう」と、乾燥した植物のようなものを一束その男に渡した。
 男は感激して、二人の間で薬膳(草)料理の話がいろいろ盛り上がっていたが、私としては一万円もする料理を押し付けられては大変とその場を逃げ出すことにした。

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 足早に立ち去ろうとするのだが、背後にハイヒール様の足音がコツコツとついてくる。どうやら、先ほどの女性らしい。別に脅威ではなかったが、しばらく前から尿意を催していて、どこか人目につかぬところがあったら放出したいと思っていたので、この女性にかくもぴったり尾行されるのには困惑した。
 困り果てて右往左往するところで目が覚めた。

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 こうした場合、尿意というのはだいたいにおいて現実である。
 そこへと夢が収斂するようにできているものさえある。
 布団の中でしないための警告のようなものかもしれない。

 さて、夢の話はこれでおしまいだが、あえて分析めいたことはしない。
 そして、これを今年の運勢の予告と受け取めることもしない。
 しかし、割合、不合理や飛躍は少ない夢であったとはいえる。
 

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