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2026年09月03日08:07

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大和書房編集部[編]『アンソロジー引っ越し』(大和書房)を読みました

大和書房編集部[編]『アンソロジー引っ越し』(大和書房)を読みました。
フィクションの小説ではなく、たぶん、ノンフィクションのエッセイを集めたアンソロジーです。図書館で借りた本の表紙の見返しには、平井太郎、すなわち、江戸川乱歩の転居通知のはがきのレプリカが入っていたりします。
編者の書店編集部はともかく、各エッセイの著者はきわめて多岐にわたり、作家や文筆家が多いのは確かなのですが、大杉栄といった社会運動家などが含まれていたりします。
また、時代もそれぞれで、決して現代や戦後だけではなく、戦前戦中やもっと古い時代の引越にまつわるエッセイも収録されています。もちろん、各エッセイの長さもマチマチです。加えて、文章だけではなく、数ページに渡るマンガもいくつか収録されていました。それらをそのたの最終章も含めて、8章にかなり無理やりに分類しています。
第1章が片付けや荷造り、第2章は引越に必要な出費、第3章では猫中心に犬も含めてペットを連れた引越、第4章では引越荷物の思い出、第5章は引越する本人ではなく知合いの引越、第6章は引越にまつわる奇っ怪なお話、第7章は引越先での新しい生活、そして、第8章はその他いろいろとひっくるめて、という構成です。
収録エッセイは、繰返しになりますが、きわめてバラエティに富んでおり、読んでいただくしかありません。仕方ないので、私自身の引越経験をいくつか書いておきます。
たぶん、私自身も引越したのは10回を上回ると思います。50歳を過ぎるまでマイホームを持たずに、公務員住宅を借り続けていましたので、割と多い方かもしれません。回数はともかく、日本人の中で最長の距離の引越を経験した1人だと自負しています。すなわち、在チリ大使館勤務のために、東京とチリのサンティアゴを往復しています。地球儀を見れば判りますが、日本の反対側はアルゼンティンあたりの南米ですからチリも相当な距離です。
赴任した際は独身だったので、それほど荷物は多くなかったのはまだ幸いだったかもしれません。しかし、ヘミングウェイ『老人と海』は4冊ありました。探すのが面倒なので、読みたくなったら買っていたのだろうと思います。結婚して子どもが2人生まれた後で、家族で東京とジャカルタを往復する引越もしました。
基本的に外交官あるいはそれに準ずる身分で海外引越をしていますので、家族が入国審査で過重なチェックをされたり、荷物が外国の官憲に検められたりすることもなく、スムーズに引越していると思います。ただ、海外引越は手荷物以外の大きな荷物が船便で遅れて届くのでタイヘンです。
実は、定年退職した後の現時点でも、3度目の海外生活ができないか、と考えていたりもしますが、実現しそうもありません。

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