塚本高浩・山田光男[編著]『都市と地域の計量経済分析』(勁草書房)を読みました。編著者は、順に、中京大学経済学部准教授と中京大学名誉教授です。本書は、中京大学経済研究所研究叢書のシリーズの一環として編まれています。チャプターごとの著者に、私がよ
中島賢太郎・手島健介・山��潤一『歩いて学ぶ都市経済学』(日本評論社)を読みました。著者は、順に、一橋大学教授、同志社大学教授、京都大学准教授となります。本書は、基本的に、学術書であり、一般読者には向かないかもしれませんが、実際の都市で見られる
今野敏『分水』(新潮社)を読みました。著者は、日本でももっとも売れているミステリ作家の1人です。本書は、神奈川県警刑事部長の竜崎と警視庁刑事部長の伊丹という2人の警察庁の同期入庁のキャリア警察官を主人公にした「隠蔽捜査」シリーズの第11巻です。も
クリストフェル・カールソン『暗殺の冬』(文春文庫)を読みました。著者は、スウェーデン人のミステリ作家です。私が知る限りで、スウェーデンのミステリ作品といえばスティーグ・ラーソンの「ミレニアム三部作」があります。また、このミレニアムのシリーズは
マリエッチェ・スハーケ『テクノ・クーデター』(早川書房)を読みました。著者は、公共部門を専門とするテクノロジー、政策、地政学のエキスパート、とあるだけで、出版社のサイトにもまったく情報はありません。2009-19年にオランダ選出の欧州議会議員を務め
佐川恭一『学歴狂の詩』(集英社)を読みました。著者は、作家であり、滋賀県の旧能登川町、現在の東近江市のご出身で、地元の町内に1校しかない公立中学から京都にある進学校「某R高校」、さらに、一浪して京都大学文学部に進学しています。まず、「某R高校」
ヘンリー・ジー『人類帝国衰亡史』(ダイヤモンド社)を読みました。著者は、科学雑誌「ネイチャー」の編集者であり、現在は生物学シニアエディターを務めています。ご専門は、古生物学および進化生物学だそうです。前著の『超圧縮 地球生物全史』が話題となり
宮本弘曉『AI大格差』(日本評論社)を読みました。著者は、一橋大学経済研究所教授であり、本書のp.�鵑如△汗賁腓蕨�働経済学とマクロ経済学、としています。雇用や労働との関係において、AIにより生じる影響については、昨年2025年10月6日付けの日経新聞「経
浅井良夫『世銀借款と日本の開発』(日本経済評論社)を読みました。著者は、成城大学の名誉教授であり、経済学の方面から進んだ経済史の専門家です。というのは、歴史学から進んだ経済史の専門家も少なくないからです。本書では、タイトル通りに、主として1950
イアン・フレミング『007 薔薇と拳銃』(創元推理文庫)を読みました。著者は、言わずと知れた本作品でも主人公を務める007ジェームズ・ボンドを主人公とするスパイ小説の作家です。この作品の英語の原題は For Your Eyes Only であり、1960年の出版です。です
もう10年も前になりますが、アンジェラ・ダックワース『やり抜く力 GRIT』でも注目されたgritについて、高校生のころの仲間のグリット high school peers' grit がかなり長期の波及効果を持つとする研究成果が、"Gritty Peers" と題する学術論文で定量的に明
榎本博明『すぐに「できません」と言う人たち』(PHP新書)を読みました。著者は、MP人間科学研究所代表だそうですが、これだけではよく判りかねます。ご専門は心理学で、博士の学位もお持ちのようです。本書では、主として、タイトルの「できません」は職場で
小塩真司『「数値化」中毒』(PHP新書)を読みました。著者は、早稲田大学文学学術院教授であり、ご専門はパーソナリティ心理学、発達心理学だそうです。本書のタイトルを見て、いわゆるグッドハートの法則、すなわち、「ある指標が目標となると、それはもはや
イアン・ゴールディン『移民は悪か?』(プレジデント社)を読みました。著者は、英国オックスフォード大学教授であり、ご専門はグローバリゼーション、開発学のようです。本書の英語の原題は The Shortest History of Migration であり、2024年の出版です。英語
本ではなく学術論文ですが、全米経済研究所(NBER)から米国カリフォルニア州で億万長者の資産へ課税するとどうなるか、に関する頭の体操めいた試算結果を示す "California Billionaires: Wealth, Taxes, and Wealth Tax Revenue Estimates" と題するワーキング
東田啓作[編著]『グリーンウォッシュの経済分析』(中央経済社)を読みました。編著者は、関西学院大学経済学部教授であり、本書は、関西学院大学産研叢書として出版されています。タイトル通りにグリーンウォッシュについて経済学的に分析を加えています。本書
小峰隆夫ほか『スマートシュリンクへの道』(中央経済社)を読みました。著者は何人かいるのですが、うち小峰教授は私の役所の先輩であり、研究所勤務の折には上司としてお仕えした経験もありますが、ほとんど接点はなかった気がします。本書は、中曽根康弘世界
方丈貴恵『矛と盾』(角川書店)を読みました。著者は、我が母校である京都大学のミス研ご出身のミステリ作家です。デビュー以来この作家の作品はだいたいの作品は読んでいると私は自負しています。本書は、タイトル通り、というか、何というか、どちらが矛でど
大山悠輔『常に前へ』(ベースボール・マガジン社)を読みました。著者は、たぶん、口述筆記か何かで録音してAIか誰かが文章に起こしたんだとは思いますが、大山悠輔であり、私が熱烈に応援する阪神タイガースのクリンナップの一角を担うスラッガーです。2023年
市塔承『女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処』(講談社)を読みました。著者は、ミステリ作家なのでしょうが、本作品が第66回メフィスト賞を受賞してデビューしています。さらに、本書の巻末に第2長編を執筆中で、冬にも出版予定のような宣伝文句があります。一見
カツセマサヒコほか『もふもふ』(新潮文庫nex)を読みました。副題が「犬猫まみれの短編集」となっているように、ペットの犬や猫に関連するアンソロジーです。収録作品は、収録順に、カツセマサヒコ「笑う門」(犬)、山内マリコ「猫とずっと一緒にいる方法」(猫
丹羽宇一郎『Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない』(東洋経済)を読みました。著者は、伊藤忠商事社長、政府の経済財政諮問会議の民間委員、在中国大使などを歴任しています。タイトル通りの本です。2年半ほど前の2023年暮れに「新しい戦前」とい
中林真幸『経済史で学ぶ社会・経済のしくみ』(日本評論社)を読みました。著者は、東大社研教授です。本書では、タイトル通りに、経済史から現在の経済社会について学ぶ、というのが目的らしいのですが、序章と終章を除いた全5章を読んで、経済史を題材にして
宮川努『社会的共通資本の経済学』(東京大学出版会)を読みました。著者は、学習院大学経済学部教授です。本書は、タイトルから容易に想像されるように、宇沢弘文教授が提唱した社会的共通資本について論じています。2部構成であり、前半で社会的共通資本の基
フリーダ・マクファデン『ハウスメイド』(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読みました。著者は、ミステリ作家なのですが、別に脳外科医という顔も持っています。私は、田舎の図書館の新刊書コーナーに無造作に置かれていた本書の続編『ハウスメイド2』を借りて先に
まさきとしか『大好きな人、死んでくれてありがとう』(新潮文庫)を読みました。著者は、ミステリ作家であり、本書も殺人事件から始まり、犯人が明らかにされる驚愕のラストが待ち受けています。ただ、世間的にいえばイヤミスということになるかもしれません。
世界銀行から State and Trends of Carbon Pricing 2026 と題するリポートが公表されています。まず、Key Messages を5点引用すると次の通りです。1. Carbon pricing now covers nearly 30% of global greenhouse gas emissions.2. Carbon pricing mobilized
宮田珠己『そして少女は加速する』(幻冬舎)を読みました。著者は、作家なのですが、紀行エッセイを中心に、日常エッセイ、書評、小説なども執筆と紹介されています。本書はエッセイではなく小説であり、舞台は東京多摩地区、高幡不動のたぶん近くの設定であろ
国連児童基金 UNICEF から Unequal Chances: Children and economic inequality と題するリポートが明らかにされ読んでみました。37か国を対象に、子どもの経済的格差=Economic inequalitiesが、肉体的な健康=physical health、精神的な幸福度=mental well-be
齊藤誠『日本経済を診る』(ちくま新書)を読みました。著者は、國學院大學経済学部教授です。本書では、タイトル通りに、日本経済についてマクロ経済の面からデータをていねいに読み解こうと試みています。その上で、意外性ある処方箋を出そうという意気込みで