ローレンス・ロビンズ『大統領の弁護人』(ハヤカワ・ミステリ)を読みました。著者は、米国を代表する著名な弁護士だそうで、イェール大学とハーバード・ロースクールを卒業後、連邦検事補や訴訟次官補を歴任し、後に法律事務所を立ち上げ、2020年の大統領選挙
稲葉振一郎『経済と社会』(有斐閣)を読みました。著者は、明治学院大学社会学部教授であり、ご専門は、たぶん、社会学なんだろうと思います。本書冒頭で、「本書のテーマは、『経済』と呼ばれてる事柄について、系統立てた学問的知見をもとに、その何たるか、
中本悟・中川涼司・松村博行・森原康仁[編著]『米中対立と経済安全保障』(晃洋書房)を読みました。編著者は、順に、立命館大学経済学部教授、立命館大学国際関係学部教授、駒澤大学経済学部教授、専修大学経済学部教授となります。はい、筆頭編著者の中本先生
野澤千絵『マンション高騰の真実』(中公新書ラクレ)を読みました。著者は、明治大学政治経済学部政策学科教授であり、ご専門は都市政策・住宅政策だそうです。マンション価格、特に東京をはじめとする首都圏のマンション価格がとてつもなく高騰していて、その
河内春人『継体天皇』(中公新書)を読みました。著者は、関東学院大学経済学部教授だそうで、私と同業者かもしれないと思うのですが、ご専門は日本・東アジア古代史だそうですので、少し違うかもしれません。本書はタイトル通りであり、継体天皇について歴史的
三宅香帆『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』(新潮新書)を読みました。著者は、文芸評論家だそうで、以前に出版された『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が話題になったのではないかと思います。本書は、基本的に、会話を弾ませるという目的
土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から 2』(宝島社)を読みました。著者は、小説家なのでしょうが、この作品の前作で第23回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しています。前作とともに、主人公は市倉小春、大学2年生に進学しています。舞台は大阪の石橋阪大前
"Ratings, Debt, and Deficits: An Exploration" と題するIMFワーキングペーパーを読みました。ざっくりいって、政府の財政赤字や債務残高がソブリン格付けにどのように影響するかを分析しています。pdfの全文リポートもアップロードされています。まず、ワー
生島和樹『転売ヤーの会計学』(光文社新書)を読みました。著者は、福島大学経済経営学類准教授であり、ご専門は会計学、特に、財務会計だそうです。私は会計学は専門外ながら、本書で取り上げているような転売ヤーについては、会計学ではなく経済学の視点から
大竹文雄『経済学的思考を組み立てる』(中公選書)を読みました。著者は、大阪大学特任教授であり、ご専門は労働経済学、行動経済学だそうです。本書は、毎日新聞の書評欄を中心に著者が様々な媒体で最近10年余りの間に取り上げてきた書評を取りまとめています
原田泰・井上智洋・中里透[編著]『政府支出を考える』(金融財政事情研究会)を読みました。編著者は、順に、名古屋商科大学ビジネススクール教授、駒澤大学経済学部准教授、上智大学経済学部准教授です。本書は、タイトル通りに財政支出について考えているので
Global Gender Gap Report 2026 を読みました。ダボス会議を主催する世界経済フォーラムが推計した Global Gender Gap Index を取りまとめています。もちろん、リポートpdfもアップロードされています。日本でも広く報じられているところかという気がします。
"Kumon Up: Private Tutoring Centers and Student Achievement" と題する論文を読みました。全米経済研究所(NBER)のワーキングペーパーとして明らかにされています。ざっくりいって、タイトルから想像できるように、公文式のような民間学習塾チェーンへのア
堤未果の『すばらしい新世界』(集英社新書)を読みました。著者は、国際ジャーナリスト、と本書では紹介されています。タイトルをどう表記すればいいのか判らないのですが、出版社のサイトに従っています。学術論文を書く私のセンスからすれば、堤未果『堤未果
佐藤正午『熟柿』(角川書店)を読みました。著者は、小説家であり、本書は2026年本屋大賞次点の2位となっています。主人公は市木かおり、離婚して旧姓に戻っています。元夫は田中哲也、警察官です。この夫婦の住まいは千葉です。ストーリーはこの夫婦が離婚す
瀬尾まいこ『ありか』(水鈴社)を読みました。著者は、小説家であり、本書は2026年本屋大賞7位となっています。主人公は飯塚美空、20代半ばで工場に勤務し、幼稚園児のひかりとの母子家庭です。ひかりはこの小説の中で保育園の年中さんから年長さん、そして、
友寄英隆『日本経済再生への道』(新日本出版社)を読みました。著者は、労働者教育協会理事であり、同じ出版社の月刊誌『経済』編集長などを歴任しています。本書は、表紙画像にあるように、マクロ経済学の合成の誤謬をキーワードとし、新自由主義的な経済政策
佐々木宏夫『「二つの人生」を生きるための経済学再入門』(慶應義塾大学出版会)を読みました。著者は、早稲田大学名誉教授です。ゲーム論がご専門のようです。本書冒頭では、人生100年時代が到来し、織田信長の幸若舞のような「人生50年」とは違う生き方、人
赤根智子『戦争犯罪と闘う』(文春新書)を読みました。著者は、名古屋出身の元検事にして、現在はオランダのハーグにある国際刑事裁判所(ICC)の所長を務めています。広く報じられている通り、先月2026年8月に、米国財務省外国資産管理局(OFAC)は、大統領令1420
マシュー・リチャードソン『スパイたちの遺灰』(ハーパーBOOKS)を読みました。著者は、ウェストミンスター大学の研究員、スピーチライターだそうで、私の著者に関する理解はそれほどはかどっていません。本書の英語の原題は The Scarlet Papers であり、2023
小砂川チト「ゾンビ回収婦」(『文藝春秋』収録)を読みました。著者は、小説家であり、この作品はいうまでもなく第175回芥川賞受賞作品です。表紙画像を示している通り、私は単行本ではなく全文収録されている月刊『文藝春秋』2026年8月号で選評とともに読みま
「生徒の学習到達度調査」Programme for International Student Assessment (PISA) を読みました。広く報道されているところで、先進国が加盟する国際機関である経済開発協力機構(OECD)により、昨年2025年に実施されたPISA2025の結果が Volume �気世韻覆�らリ
吉田修一『タイム・アフター・タイム』(幻冬舎)を読みました。著者は、長崎出身の芥川賞作家であり、最近では映画化された『国宝』の作者、ということになっています。純文学も大衆文学も、という二刀流です。本書は、作家デビュー30周年という記念作品であり
本ではありませんが、"Knowledge Access: The Effects of Carnegie Libraries on Innovation" と題する学術論文を読みました。ざっくりいって、図書館がイノベーションに果たした貢献を分析しています。まず、論文のAbstractは次の通りです。AbstractBetween
東野圭吾『永遠の記憶』(文藝春秋)を読みました。著者は、日本でもっとも人気のあるミステリ作家の1人であり、先日大腸がんで亡くなっています。本作品は最新作であると同時に、絶筆というか、遺作というべきなのかもしれません。この作者の作品の中でもっと
小田真由『インフレ日本の安い賃金』(日経BP)を読みました。著者は、(株)小川製作所取締役だそうで、その会社は家業を引き継いだということのようです。家業の前はエンジニアであり、大学では経済学や経営学などを学んだわけではなく、理工学部のご出身です。
小田正規『21世紀型通商政策への転換とその課題』(日本評論社)を読みました。著者は、日本大学国際関係学部の准教授です。シンクタンクのご出身のようで、したがって、というか、何というか、本書ではぶっちぎりで難しい定量的な分析は示されていません。とい
先週水曜日の9月2日、国連環境計画(UNEP)から Limiting Overshoot - Navigating exceedance of 1.5°C and pathways towards return と題するリポートが公表されています。国内でもいくつか報道があったと聞き及びましたが、今後数年で産業革命前からの気温上
信国遥『未館成の殺人』(光文社)を読みました。著者は、小説家なのでしょうが、『あなたに聞いて貰いたい七つの殺人』が新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」に選出されてデビューしており、本書が2作目となるようです。タイトルから何となく理解できると思
木村忠正『スマホは心を操る』(朝日新書)を読みました。著者は、立教大学社会学部教授であり、ご専門は科学技術社会論、メディアコミュニケーション論だそうです。本書は6章構成なのですが、前半3章では独自データに基づく数量分析が展開され、後半3章ではハ