岩城一郎『日本のインフラ危機』(講談社現代新書)を読みました。著者は、日本大学理工学部土木工学科の教授であり、コンクリート構造物の高耐久化やインフラのメンテナンスがご専門のようです。ですので、本書ではコンクリート構造物のインフラを主として取り
海老原嗣生『外国人急増、日本はどうなる?』(PHP新書)を読みました。著者は、リクルートワークス研究所にて雑誌「Works」の編集長を務め、その後、人材コンサルのようなお仕事をしているのではないか、と私は想像しています。前作『静かな退職という働き方』
高橋和志・樋裕城・牧野百恵[編]『『実証から学ぶ開発経済学』(有斐閣ブックス)を読みました。編者は、順に、政策研究大学院大学教授、上智大学経済学部准教授、アジア経済研究所主任調査研究員となります。本書は4部構成であり、農村開発、人的資本、産業振
山川哲史『市場が見た日本経済』(金融財政事情研究会)を読みました。著者は、日本銀行から外資系投資銀行、すなわち、ゴールドマン・サックス証券とバークレイズ証券を経て、現在は立命館アジア太平洋大学(APU)国際経営学部の教授を務めています。私はゴール
円居挽『京都市民限定で求人が出ているとあるバイトについて』(角川書店)を読みました。著者は、京都大学ミス研ご出身のミステリ作家です。ただ、本書はミステリというよりはホラーと考えるべきです。本書の主人公は神田祟といって、閉じた田舎で生まれ育って
大山誠一郎『アリバイ崩し承ります』と『時計屋探偵の冒険』(実業之日本社)を読みました。著者は、ミステリ作家であり、我が母校の京都大学ミステリ研究会のご出身です。『アリバイ崩し承ります』には7話、『時計屋探偵の冒険』には5話の短編が収録されていま
森バジル『探偵小石は恋しない』(小学館)を読みました。著者は、もちろん、小説家なのですが、前作の『ノウイットオール』が松本清張賞を受賞してデビューしています。私はこの前作は読んでいます。本書は、福岡に拠点を置く探偵事務所を舞台に、代表兼調査員
上條一輝『ポルターガイストの囚人』(東京創元社)を読みました。著者は、まだ会社員の兼業作家らしいのですが、前作『深淵のテレパス』で創元ホラー長編賞を受賞してデビューしています。私はこの前作を読んで高く評価していますので、次作の本書も読んでみた
唐沢かおり『「気が利く」とはどういうことか』(ちくま新書)を読みました。著者は、東京大学大学院人文社会系研究科教授であり、ご専門は社会的認知だそうです。タイトルになっている「気が利く」というのは振る舞い方と見られ方に関してであり、他者が望むこ
豊下楢彦『「核抑止論」の虚構』(集英社新書)を読みました。著者は、国際政治学者・外交史家であり、京都大学法学部助教授、立命館大学教授、関西学院大学法学部教授などを歴任し、ご専門は国際政治論・外交史だそうです。本書は、第2次世界対戦後における冷
小倉充夫『民主主義の躓き』(東京大学出版会)を読みました。著者は、津田塾大学の名誉教授です。本書は、副題にあるように、民衆、暴力、国民国家の3つの要素から、民主主義がタイトル通りに躓きを内包しつつ、歴史的に進化ないし発展してきた過程を分析し、
著者は、大阪大学大学院法学研究科の教授であり、ご専門は政治過程論、現代日本政治、行政学だそうです。本書はあとがきにあるように、著者による「財政政策に関する研究の集大成」(p.377)と位置づけられています。今年2月の総選挙でも消費税減税が各政党の公
此本臣吾[監修]・森健[編著]・NRI拡張社会研究会チーム[著]『AIで拡張する社会』(東洋経済)を読みました。著者は、野村総研(NRI)のグループです。本書は3部構成であり、第1部はAIの現在までの進化と将来の予想、第2部は人間を中心に据えた知力の拡張、第3部は
岩田一政・日本経済研究センター[編著]『2075 次世代AIで甦る日本経済』(日本経済新聞出版)を読みました。編著者は、私と同じ内閣府ご出身で日銀副総裁も務められた大先輩のエコノミストです。本書では、現状維持の停滞の未来、AIの活用が進んで明るい展望が
瀬尾まいこ『その扉をたたく音』(集英社文庫)を読みました。主人公の宮路はミュージシャンとしてギターで生計を立てようとしつつも、大学を卒業してから7年間30歳を前にしながらも、いまだに市会議員の親からの毎月20万円の仕送りで暮らす身です。ある日、介
福井健太[編]『新・黄色い部屋』(創元推理文庫)を読みました。編者は、書評家であり、ワセダミステリクラブのご出身です。本書は、昨年2025年に創元推理文庫から出版されたアンソロジーの第1弾であり、「読者への挑戦」ミステリを中心に精選されています。同
岡崎琢磨ほか『猫で窒息したい人に贈る25のショートミステリー』(宝島社文庫)を読みました。著者は、ミステリ作家が多いんでしょうが、収録されているショートショートが必ずしもミステリとはいえないものもあるような気がします。というか、ミステリよりはホ
金子玲介『クイーンと殺人とアリス』(講談社)を読みました。著者は、小説家なのですが、私は前作の『死んだ山田と教室』をそれなりに評価しているので、次作となる本書も読んでみました。本書のひとつのテーマはクイズで、もうひとつはアイドルです。それを軸
マイケル・マン『ファシストたちの肖像』(白水社)を読みました。著者は、英国出身のようで、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)社会学部教授を務めた後、現在は名誉教授となっています。本書の英語の原題は Fascists であり、いささか古くて2004年の
佐藤紅[編著]『京都文具大全』(光村推古書院)を読みました。著者は、本書の出版をしている光村推古書院の編集者です。本書の前作として、同じ出版社から『京都おみやげ大全』という本も編集・出版しています。はい、タイトル通りの本です。幅広く京都の文房具
平尾清『ビジネス経験を活かしきる「40代から大学教授」という最高の働き方』(青春出版社)を読みました。著者は、岩手大学特任教授、青山学院大学非常勤講師、酒田市政策参与だそうです。リーマンショックにより失業した後、43歳で山形大学教授へと転身されて
トマ・ピケティ『エコロジー社会主義に向けて』(みすず書房)を読みました。著者は、2013年の『21世紀の資本』がベストセラーになったフランスのエコノミストであり、パリ経済学校経済学教授・社会科学高等研究院経済学教授です。本書のフランス語の原題は Ver
藤川清史・渡邉隆俊『産業連関分析入門』(日本評論社)を読みました。著者は、いずれも愛知学院大学経済学部の教授です。タイトル通りの本です。産業連関表とかIO表と呼ばれるマクロ経済の分析手法を学ぶことを主眼としています。ある程度のマクロ経済学に関す
福井健太[編]『横丁の名探偵』(創元推理文庫)を読みました。著者は、書評家であり、ワセダミステリクラブのご出身です。本書は、昨年、創元推理文庫から出版されたアンソロジーの第2弾であり、「読者への挑戦」ものを中心に精選されています。同じ編者による
ジェフリー・ディーヴァー & イザベラ・マルドナード『スパイダー・ゲーム』(文春文庫)を読みました。著者は、ともに米国の小説家です。おそらく、ディーヴァーは世界中を見渡しても、もっとも売れているミステリ作家の1人だと思います。マルドナードは警察に
伊与原新『翠雨の人』(新潮社)を読みました。著者は、理学博士の学位を持つ小説家であり、『宙わたる教室』がNHKドラマになって大きな注目を集めて、『藍を継ぐ海』で第172回直木賞を受賞しています。科学的な見識に裏打ちされた小説で人気を集めています。私
東野圭吾『禁断の魔術』(文春文庫)を読みました。著者は、いうまでもないくらい有名なミステリ作家です。本書はこの作者のいくつかあるシリーズのうちのひとつ、ガリレオこと帝都大学の湯川教授/准教授を主人公とするシリーズ第8作です。なお、もともと、『禁
石田祥『猫を処方いたします 5』(PHP文芸文庫)を読みました。著者は、小説家であり、このシリーズ第1巻『猫を処方いたします』は第11回京都本大賞を受賞しています。本書はタイトルから明らかなように、シリーズ第5巻となります。京都市中京区麩屋町通上ル六
宮島未奈『それいけ! 平安部』(小学館)を読みました。著者は、成瀬あかりのシリーズで有名な小説家です。『成瀬は天下を取りにいく』では2024年に本屋大賞も受賞しています。ですので、出版社の期待も大きいようで、本書の特設サイトが開設されています。人物
上武康亮・遠山祐太・若森直樹・渡辺安虎『日本評論社』(実証ビジネス・エコノミクス)を読みました。著者は順に、イェール大学経営大学院マーケティング学科教授、早稲田大学政治経済学部准教授、慶應義塾大学商学部教授、東京大学大学院経済学研究科および公