後藤宗明『中高年リスキリング』(朝日新書)を読みました。著者は、一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブを設立した代表理事だそうです。本書では、中高年の労働継続や雇用継続の観点から、タイトル通りにリスキリングについて論じています。ほぼ
藤井薫『定年前後のキャリア戦略』(中公新書ラクレ)を読みました。著者は、パーソル総合研究所シンクタンク本部の上席主任研究員だそうです。本書では、「ずっと正社員だった」あるいは「ずっと会社員だった」60代に対して、その就業やお給料のリアルをパーソ
本ではなく学術論文ですが、関西大学関西大学教育開発支援センターの紀要論文「学生の視点からみた学びのリアリティ -楽単志向と履修選択基準の分析-」を読みました。いくつかの研究テーマが示されています。大きく分けて、タイトル通りに、楽単志向と履修選
宮川努[編]『日本経済の未来と生産性』(東京大学出版会)を読みました。編者は、学習院大学経済学部教授です。ご専門はマクロ経済学や日本経済論です。本書は、日本経済研究所の特別研究「社会の未来を考える」の一環として企画された「豊かさの基盤としての生
瀬尾まいこ『私たちの世代は』(文春文庫)を読みました。著者は、私も大好きな人気の小説家です。この作品はいわゆるコロナ文学です。すなわち、かなり長期に渡って、コロナ禍の開始時2020年に小学生だった2人の女子、何の接点もなかった2人が、中学生、高校生
本ではなく学術論文で、"A Time to Unwind or Despair? Decoding the Impact of Commuting Duration on Psychological Distress" と題する論文を読みました。経済学、私の専門外ながら、ミクロ経済学は特に何らかの制約条件下での最適行動を分析する学問であ
世界銀行=世銀のリポート Poverty, Prosperity, and Planet Report 2024: Pathways Out of the Polycrisis を読みました。諸般の事情で必要あって、世界の貧困ラインを調べました。実は、私は長崎大学のころに貧困指標に関する紀要論文 "A Survey on Poverty
坂爪真吾『モテない中年』(PHP新書)を読みました。著者は、社会起業家/合同会社ヨルミナ代表だそうです。これだけでは何のことだか判りませんが、これだけしか情報がありません。モテる/モテないについての本なのですが、第1章では、なぜ、モテる/モテないを
岡田晃『経済で読み解く昭和史』(PHP新書)を読みました。著者は、現在、大阪経済大学特別招聘教授なのですが、元来は日経新聞やテレビ東京のジャーナリストです。私は数年前に同じ出版社のPHP新書『徳川幕府の経済政策』を読んだことがあります。賄賂政治で評
松尾匡『「上」vs.「下」の経済学』(地平社)を読みました。著者は、立命館大学経済学部教授であり、すなわち、私の同僚教員です。したがって、というわけでもないのでしょうが、本書をご寄贈いただいています。ご著者と違って、私は政治向きのお話は理解がは
稲田豊史『本を読めなくなった人たち』(中公新書ラクレ)を読みました。著者は、ライター・編集者だそうです。出版社は違いますが、私は前著の『映画を早送りで観る人たち』(光文社新書)を読んでいます。本書のレビューに入る前に、一応、読書に関する調査結果
山口未桜『白魔の檻』(東京創元社)を読みました。著者は、医師なのですが、前作『禁忌の子』が第34回鮎川哲也賞を受賞してミステリ作家としてデビューしています。本作品は、前作と同じ兵庫市民病院の城崎響介医師が謎解きをするミステリです。とはいうもの、
本ではなく学術論文ですが、大学の偏在が都道府県別に見た大学進学率の格差をもたらす、という結論を得た "Changing regional university availability and inequality of educational opportunity in Japan" と題する論文を読みました。軽く想像される通り、
宮内悠介ほか『旅する小説』(講談社文庫)を読みました。著者は、6人の小説家であり、旅をテーマとする6話の短編が収録されています。ごく簡単にあらすじを追うと、まず、宮内悠介「国境の子」では、韓国人を父に、日本人を母に持ちながら、父なし子として、生
遠藤正敬『戸籍の日本史』(インターナショナル新書)を読みました。著者は、政治学者であって法律のプロではないようです。本書冒頭ではご自分のことを「さすらいの非常勤講師」と称しています。本書は、法制度も含めて、戸籍の歴史について概観しています。で
志位和夫『Q&A いま『資本論』がおもしろい』(新日本出版社)を読みました。著者は、奥付では日本共産党の中央委員会議長となっています。最近、委員長が交代したり、不破哲三さんが亡くなったりしていて、私はこの政党の人事はよく把握していません。本書は民
堀雅博『読んでわかる推測統計学の考え方』(日本評論社)を読みました。著者は、東京経済大学経済学部の教授なのですが、ぶっちゃけ、私の役所の後輩です。ご著者が新入庁した当時の経済研究所の世界経済モデルグループの係長ポストに私がいました。ご寄贈いた
北山猛邦『神の光』(東京創元社)を読みました。著者は、2002年『「クロック城」殺人事件』がメフィスト賞を受賞してデビューしたミステリ作家です。物理トリックと幻想的な世界観に定評があるということのようです。私はアンソロジーに収録された短編しか読ん
スミマセン。間違ってました。以下、差し替えました。犬丸幸平『最後の皇帝と謎解きを』(宝島社)を読みました。著者は、第24回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した本作品でデビューしています。ただ、現在はパキスタンで絨毯の買付けなどをしている、
斎堂琴湖『燃える氷華』(光文社)を読みました。著者は、ミステリ作家なのですが、本書で第27回日本ミステリ文学対象新人賞を受賞しています。舞台は埼玉県さいたま市の大宮区です。主人公の蝶野未希51歳は大宮署の刑事であり、夫の町岡隼人も警察勤務ながら交
M.W. クレイヴン『デスチェアの殺人』上下(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読みました。著者は、英国カンブリア州在住のミステリ作家であり、本書は2018年に発表し英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガーを受賞した『ストーンサークルの殺人』から始まる
中島美鈴『なぜあの人は時間を守れないのか』(PHP新書)を読みました。著者は、公認心理師、臨床心理士であり、心理学で博士号を取得しています。本書では、時間にルーズな人にイライラする周囲の人や時間管理に悩む当事者に向けて、時間を守れない背後にある
我孫子武丸ほか『●●にいたる病』(講談社)を読みました。著者が6人いるアンソロジーなのですが、一応、我孫子武丸デビュー35周年記念アンソロジー、という中途半端な周年企画のようです。ですので、我孫子武丸の代表作のひとつ『殺戮にいたる病』にヒントを
藤原辰史『食権力の現代史』(人文書院)を読みました。著者は、京都大学人文科学研究所の教授であり、ご専門は農と食の現代史だそうです。タイトルにある「食権力」は著者の造語であると、何かで読んだ記憶があります。意味は、何らかに方法により意図的に食料
本ではありませんが、ノーベル賞を受賞したアセモグル教授らによるNBERワーキングペーパー “AI, Human Cognition and Knowledge Collapse” です。前置きが延々と長くなりますが、立命館大学経済学部では今日から新年度の新学期が始まります。大学教授会でも
藤崎翔『オリエンド鈍行殺人事件』(ハーパーBOOKS+)を読みました。著者は、元・芸人にして、現在は人気作家といえます。私は少し前からこの作者は、そのうちに直木賞を受賞するだろうと予想しています。本書は、特につながりのない短編集であり、短編5話とシ
本ではないのですが、育児ケアと高齢者ケアについて女性負担が重いという学術論文、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の菊池先生の論文 "Who bears the burden? Heterogeneous labor market penalties of child and eldercare" が Journal of the Japan
昨日4月2日には、すでに、立命館大学の入学式がみやこメッセで行われました。実は、一昨日の4月1日から新入生向けのオリエンテーションが始まっており、何と、数学プレイスメントテストも実施され、このテスト結果により経済数学や分析ツールのクラス分けが行
本ではなく学術論文なのですが、NBERのワーキングペーパー "Climate Fairness and Growth: Allocating the Remaining Carbon Budget" において、公平な炭素排出の国別残余量=Carbon Budget がどれくらい残されているかの試算が明らかにされています。Carbon B
池井戸潤『BT'63』(ハーパーコリンズ・ジャパン)を読みました。著者は、もちろん、小説家であり、日本でも有数の売れている小説家といえます。『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞しています。この作品は、2003年に朝日新聞社から単行本として出版された後