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2026年04月23日07:47

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坂爪真吾『モテない中年』(PHP新書)を読みました

坂爪真吾『モテない中年』(PHP新書)を読みました。
著者は、社会起業家/合同会社ヨルミナ代表だそうです。これだけでは何のことだか判りませんが、これだけしか情報がありません。
モテる/モテないについての本なのですが、第1章では、なぜ、モテる/モテないを重要と考えて踊らされるのか、を分析し、第2章では、日本の恋愛をめぐる150年史をひも解こうと試みています。ただ、第3章からは、突然、ケーススタディに移って、未婚ではなく結婚して離婚した男性に対するインタビューから、モテる/モテないだけではなく、性生活やインタビュー対象の男性の人生を考えることになってしまっています。
はい、ハッキリいって、第3章以降ではモテる/モテないは余り関係ありません。結論として、年齢のせいでモテないという結果が示されていて、年齢はどうしようもなく、カネで解決するしかない、もっといえば、性欲を満たすのはカネを払う風俗である、という私の理解を超えた結論を導いているような気がします。
その原因は、本書冒頭で「モテない」とは単に恋愛が苦手という意味ではなく、「恋愛や性に関する欲求をうまくマネジメントすることができず、日々モヤモヤとした不全感と孤独感を抱えながら生きている状態」と定義しているからだという気がします。いや、この定義は違うだろうと思いますが、せめて、離婚した中年代性ばかりではなく、未婚中年男性を対象にしたインタビューでもあれば、それなりの参考になった気もします。
年齢が唯一のモテない原因という結論で、しかも、そのモテないことに対する解決方法はカネというのですから、いくぶんなりとも、経済学的な要素は含まれているような気がしますが、社会学や心理学といった学術的要素は微塵もありません。
本書を離れて、年齢的な要因を考えると、本書ではまったく無視していますが、ウッダーソンの法則が中年男性がモテないひとつの原因となっている可能性を私は指摘しておきたいと思います。本書のインタビューでは明確ではありませんが、男女で恋愛対象となる年齢層が異なる可能性を指摘しているのがウッダーソンの法則です。すなわち、男性は年齢を経ても恋愛対象となる女性の年齢層がそれほど変化せず、20歳代前半を対象と考える傾向があるのに対して、女性はやや年上の男性を恋愛対象とするものの、自分の年齢とともに対象となる男性の年齢が上昇する傾向がある、さらに、30歳を越えるとやや年下の男性も対象となりやすい、という法則です。経験的に受け入れられているだけでなく、また、実証的にも米国のマッチングアプリの分析などから支持されています。
ですので、この男女の恋愛対象と考える年齢がマッチする20代半ばの男性と20代前半の女性が、その昔は、結婚適齢期と考えられていたわけです。ただし、現在の日本ではほぼほぼ結婚適齢期という概念は崩壊しています。

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