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2026年04月09日08:19

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中島美鈴『なぜあの人は時間を守れないのか』(PHP新書)を読みました

中島美鈴『なぜあの人は時間を守れないのか』(PHP新書)を読みました。
著者は、公認心理師、臨床心理士であり、心理学で博士号を取得しています。
本書では、時間にルーズな人にイライラする周囲の人や時間管理に悩む当事者に向けて、時間を守れない背後にある問題を突き止め、どのように対処すればいいのか、また、時間にルーズな人の行動を治すことができるのか、さらに、時間にルーズな人に対してどのように接すればよいのか、を考えようと試みています。ですから、時間にルーズな人を対象にして、いかに時間管理をキチンとできるようにするか、というハウツー本ではありません。
冒頭第1章 pp.16-17 において、ADHDのほかに5つの要因を上げています。その上で、性格的なだらしなさに起因するものではなく、また、「しない」だけで「できないわけではない」とする好意的な受止めを否定して、出来ないのだから直さなければならない、あるいは、治さなければならない、と主張します。はい、私も実は時間にルーズですので、かなりの部分同意します。
第2章以下で主としてADHDの問題として議論を展開しています。詳細は読んでいただくしかないのですが、第2章では時間心理学の視点から、時間感覚の違いについて考え、第3章では実行機能の視点から「動けない」理由について探り、第4章では時間管理を阻む考え方や行動パターンについて分析し、最後の第5章では上司や管理職が部下に対してどのように時間管理を指導すべきかについて解説しています。
繰返しになりますが、私のような時間にルーズな人間に対して時間管理ができるようになるハウツー本ではありません。時間にルーズな人間は時間管理ができない、というか、時間管理を任せてもダメ、期待すべきではない、という結論のようです。
私自身について考えると、もともとがバブル期なんかに時間にルーズな生活を送っていたところに、バブルが終わって在チリ大使館に赴任して、時間に鷹揚なラテン世界に飛び込んだところで、時間に対するルーズさに磨きがかかった可能性があります。ただ、私は、時間にルーズとはいえ、大学の授業にそれほど大きく遅れることもありませんし、大きな迷惑はかけていないと自負しています。まあ、本書の著者にいわせれば、それがダメなんだ、ということになるかもしれません。
ただ、時間管理を厳格にしすぎるのも私は考えものだと思っています。座席指定のチケットを買ってある新幹線の発車30分前に駅に着くのはやりすぎです。ギリギリ間に合えばいいというのが私の基本的な考えです。ですから、ギリギリ間に合わない場合が生じたりするわけです。まあ、もうすぐ隠居する身ですので、それほど深刻には考えていません。繰返しになりますが、だからダメなんだといわれそうな気はします。

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