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2026年01月31日08:50

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フリーダ・マクファデン『ハウスメイド 2』(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読みました。

フリーダ・マクファデン『ハウスメイド 2』(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読みました。
著者は、脳外科医で作家だそうです。英語の原題は The Housemaid's Secret であり、2023年の出版です。
なお、本書が「2」とナンバリングされている以上、当然「1」があるのですが、まあ、何と申しましょうかで、田舎町の隣町の図書館に行くと、無造作に本書が新刊書コーナーに置いてあり、話題の本であることは確かに知っていたので、取りあえず借りてみました。その後、「1」と「2」を順番に読む必要性は高くないと判断し、本書から読み始めています。
ただ、知り合いからのアドバイスによれば、順番は逆でも、さかのぼって「1」は完成度高く必読であり、主人公のミリーがエンツォと出会うシーンがあるので、特にその点は重要である、と聞き及びました。「1」ではエンツォは庭師だそうで、本書「2」では職業不明です。
本書「2」のストーリーは、ハウスメイドのミリーが冒頭で失職します。なぜかといえば、赤ちゃんが母親ではなくミリーのことを「ママ」と呼ぶからです。前科があって難しいながらも職を探して、ニューヨークのアッパー・ウェストサイドに超高級ペントハウスを持つIT長者の雇い主ダグラス・ギャリックを見つけます。ただし、当然のように通常と違う奇妙な点があり、何があってもゲストルームには入らないように言い渡されます。そこには、病身の妻ウェンディが静養していて人と会いたがらない、と説明されます。
ミリーには、私の目からとても不自然なのですが、ハイスペックな恋人ブロックがいます。イケメンで富裕な弁護士をしていて、ミリーが前科を隠していることもあるのですが、ミリーとの結婚に前向き、というか、むしろ両親に紹介した上で結婚したがっています。ただ、ミリーの方は前科持ちで服役していたことを打ち明けられず、やや消極的な態度を取り続けます。そして、クライマックスにはエンツォが登場するわけです。ミステリですので、このあたりまでとします。
とっても凝ったプロットで、ラストのどんでん返しもびっくりしましたし、これだけ登場人物が少ないにもかかわらず、すごい構成力だと感心しました。しかも、原文がいいのか、邦訳がすぐれているのか、海外ミステリの翻訳としては、とても読みやすく仕上がっています。ぜひとも前作も読みたいと思います。

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