メゾ・ソプラノの林美智子が『大地の歌』を歌うというのでチケットを取った。
どういうオケか知らない。
今は難曲と言われるマーラーの後期交響曲もアマオケが演奏する。凄い時代になったものである。
柴田真郁&The Symphonica
林美智子:メゾ・ソプラノ
櫻田亮:テノール
<プレ・コンサート 金管&打楽器(指揮:法月裕)>
トマジ:典礼風ファンファーレ
01.ヒンデミット:交響曲『画家マティス』
<休憩>
02.マーラー:大地の歌
まずは金管と打楽器によるトマジの『典礼風ファンファーレ』。
曲を知らないだけによくわからないのだが、なかなかの実力と見た。
さて、本編の『画家マティス』だが、実演で聴くのはおそらく初めて。
決してやさしい曲ではないはずだが、特に注文を付けるところのない演奏。
やはり相当の実力のオケのようだ。
フルートのトップの女性がいい音を出していた。
休憩を挟んでメインの『大地の歌』だが、結論から言うと見事な演奏だった。
破綻なく演奏すること自体が難しいだろうに、そのレベルは軽く超えていたようだ。
テノールは誠実な歌唱。この曲に関してはちょっと無頼っぽさが欲しいところが、それは無い物ねだりというものだろう。
そして林美智子だが、さすがの歌唱を聴かせてくれた。柔らかではあるが芯がある声で、敢えて情感を抑えたかのような歌唱が心を打つ。真摯な歌であった。
オケの好演、テノールの歌唱含めて、感動的な『大地の歌』だった。
前から2列目という、オケを聴くにも観るにも相応しいとは言えない席だったが、林さん目当てだったので仕方ない。
そのぶん林さんを間近に聴くことはできた。それで良しとしよう。
マンドリンがどこに居るのか最後まで分からなかったのが残念だが、これも仕方ない。音はしっかり聴こえていた。
アマオケの中でも相当の実力の持ち主だと思う。
これから注目していきたい。
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