mixiユーザー(id:3696995)

2024年09月07日21:17

92 view

�睫暈ァ校辧�ハクジュホール

聴かなければいけないという予感がするコンサートというものがある。
今回がそうだった。
名前しか知らないヴァイオリニストなのだが、二十代という若さでバッハの無伴奏全曲を録音し、パルティータ全曲を中心に据えたコンサートを開くということに心を動かされたのだ。
名前とその恵まれた容姿は知っていた。
その後CDを聴いて予感は確信に変わった。ヴィジュアル的に映えるだけの演奏家ではなかった。透明度の高い若々しい音に感心した。
なので期待が膨らみまくったのである。

�睫暈ァ校辧Д凜.ぅ�リン

01.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
02.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
03.プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 op.115
<休憩>
04.ビーバー:無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア ト短調
05.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
<MC & アンコール>
  バッハ:無伴奏パルティータ第3番より、ガヴォット

既出のCDを聴く限り、3番がいちばん合うのではないかと思っていた。
確かに優美で可憐で透明感のある音色が効果的に響く。それに確信を持ってヴァイオリンを鳴らしているという印象で、思っていた以上に音のボディがしっかりしている。なので繊細ではあるが、ひ弱さは全く感じない。

ところが1番になると、時に荒々しささえ感じさせる凄みのある演奏を聴かせてくれた。
これは名演と思ったのだが…

後半の2番、特にシャコンヌはさらに凄絶な演奏だった。
これがまだ二十代の女流による演奏だとは俄かには信じ難いものだった。
シャコンヌの最後の音が鳴り終わったあとの長い静寂。
そして盛大な拍手。

プロコフィエフはプログラムに合わないのではと思っていたが、そんなことはなかった。
難度が高いであろう曲を余裕を持って弾いていたという感じだ。

バッハにも影響を与えたビーバーのパッサカリアは、持ち前の美しい音色で重層的に響かせる。

もっと穏やかな演奏をする人だと思っていた。
こんな凄みのある演奏する人だったとは…。
たおやかで可愛らしい雰囲気な人なだけにそのギャップが素敵だ。
すでに楽譜の再現にとどまらず、自分の元に曲を引き寄せ、大胆に動かしているという印象だ。
しかし恣意的な感じはない。「これが私の思うバッハよ」という説得力があるのだ。
時に足を踏み鳴らすほどの熱演だった。
若々しく清新なバッハを聴かせてくれれば良いと思っていたが、すでにそんなレベルは軽々超えてしまっていた。

素晴らしい内容だったと思う。
やはり聴くべきコンサートだった。

今まではバッハの無伴奏というとイザベル・ファウストやアリーナ・イブラギモヴァの印象が強かったが、彼女たちとは異なる個性で魅力的なバッハを聴かせてくれた。

サイン会でも非常に丁寧な対応で、好感度が高い。

先行発売となったバッハに無伴奏全曲盤をゲット。
こちらを聴くのも楽しみだ。
おまけにアクリルキーホルダーなるものも買ってしまった。ヴァイオリンを弾く彼女をデフォルメしたものである。
アイドルかよ、と思うが、いいではないか。
演奏も凄いし、対応は丁寧、しかもチャーミング、なるほど人気なわけだと思う。

久々に良いヴァイオリニストに出会えたな、と。
3 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年09月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930