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2024年05月12日14:55

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5/4 宇野亞喜良展@オペラシティアートギャラリー

すごくファンというわけではないが、一世を風靡した、いや、今現在も90歳という年齢でありながら現役で瑞々しい作品を作り続けている宇野亞喜良氏の大展覧会は見逃すわけにはいかないだろう。しかも我が家からほど近いオペラシティだ。


12時半入場。連休後半中日、結構混んでいた。後から後から人が入ってくる感じ、早い時間に行く方がよさそう。
作品リストはなく、会場案内図のみ。3点のポスターを除いて全て写真撮影可。
15歳の時に描いた自画像から昨年出来たてほやほやの新作まで全仕事900点を展示。同じくオペラシティで開催された和田誠展以来のスケール。この時代のイラストレーター、グラフィックデザイナーってまさに「モーレツ」仕事人間、寝る間もないほど仕事していたんだなぁ、と圧倒される。

ジャンルで言えば、グラフィックデザイナーとして手がけた企業広告、1960年代に発表したアニメーション映画、膨大な数のポスターデザイン、絵本や児童書、版画や作品集、新聞・雑誌の表紙や挿絵、書籍の装幀、絵画や立体作品、そして演劇や歌舞伎の舞台美術と多岐にわたる。

作風は、メルヘン、かわいい、繊細、オシャレ、モダン、サイケから、一番イメージされるところの甘美、耽美、エロティック、そして意外にも写実的、劇画風挿絵などもあり、要するになんでもござれ。すごい才能である。

さらに驚くのが、近作になっても全く衰えないばかりか、ますます自由な宇野ワールドを作り上げているところ、現在90歳というのに!

下手な文言は最小限、写真を撮ってきたので、どうぞそちらで宇野ワールドをお楽しみください。
アルバム↓
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000121167723&owner_id=2083345

https://www.operacity.jp/ag/exh273/
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日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍を続ける宇野亞喜良(うの・あきら1934-)。1960年代の日本において「イラストレーション」「イラストレーター」という言葉を広め、時代を牽引してきたレジェンドでありながら、常に進化し続けています。その創作は、イラストレーション、ポスター、絵本、書籍、アニメーション映画、絵画、舞台美術など多岐におよび、1950年代初めのデビュー以来、活動の範囲は限りなく広がっています。
本展は、宇野の初期から最新作までの全仕事を網羅する、過去最大規模の展覧会です。1950年代の企業広告をはじめ、1960年代のアングラ演劇ポスターや絵本や児童書、近年の俳句と少女をテーマとした絵画など、多彩で貴重な原画や資料等を紹介します。
「魅惑のサウスポー」から生み出される、時代を超越した宇野の華麗で耽美な創作世界に迫ります。



1プロローグ 名古屋時代

画家を志した15歳時の肖像。
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2グラフィックデザイナー 宇野亞喜良


カルピスの新聞広告
1956〜59年に在籍していた時広告を担当。当時はコピーライターという職種がなく、文言も考えたそうだ。ちなみに黒人がカルピスをストローで飲んでいる図案は1924年から自主使用中止する1990年1月まで続いたらしい。
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1950〜60年代にはすでに宇野亞喜良らしい画風。
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3企業広告

1967年東急百貨店のクリスマスグリーティング「すごろく」
宇野亞喜良と東急の繋がりはこの頃からだったのか。東急百貨店やBunkamuraのギャラリーで個展があった記憶が。オシャレだなー。
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1963年日本専売公社のカレンダー
タバコがオシャレアイテムだった時代、このカレンダーなら若者もタバコに憧れるね。
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マックスファクターの新聞広告
写真とイラストの融合、新聞印刷の目の粗さも逆手に取る。
資生堂やカネボウと違って外国の化粧品会社、とてもカッコよく思えた。
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4新聞・雑誌

和田誠がアートディレクターをつとめた「話の特集」で
エロティックな挿絵も
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コミカルな表現も
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時代小説では、ブラッシュワークを活かした写実的表現
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多彩だなぁ

猫好きだから、猫もよく登場する
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5書籍
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6絵本・児童書
これまでに手がけた絵本は70冊余り、数多くの児童書も手がけたという。
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7アニメーション映画
《白い祭》などの3本のアニメ。そういえば、和田誠も横尾忠則も作っていた。事物が華麗に変身するからくりのような動画はたのしい。
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8版画集・作品集
藤田嗣治の乳白色の裸婦像を彷彿とさせる
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9ポスター
1960年代半ば、寺山修司との出会いをきっかけに演劇や舞台のポスターも手がける
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懐かしい深夜放送
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銀行のポスターもあったとは驚き
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キース・ヘリングの展覧会でもあったが、蛍光塗料のコーナーも
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10舞台美術
1990年代以降集中的に舞台美術の仕事に携わる。舞台や衣装デザインの原画、大道具や小道具、衣装などこれまで余り見る機会のなかったものばかり、宇野亞喜良の世界が立体化されて面白かった。
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11絵画・立体作品
1987年の個展を機に展示空間を作る面白さを実感した宇野氏は、現在に至るまで毎回展示のテーマを決めて個展を開催している。クライアントワークとは違い、制約のないオリジナル絵画作品や立体作品では、より自由な宇野ワールドを楽しめる。
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12近作・新作
とても90歳を目前にした人とは思えない瑞々しい感性の作品ばかり。
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6月16日まで

特集展示は「没後50年難波田史男」、prolectNは「大城夏紀」どちらも見応えあり。



アルバムあります
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