肉詰めと云えば、ピーマンの肉詰めを多くの方が連想し、個人的にもやってみましたが、先日茄子の肉詰めを作ってみたところ、見栄えは宜しくありませんが、こちらの方が味付けに汎用性が高く、お手軽です。
また日本ではピーマンが嫌いな人は意外と少なくないものです。
残念なことに、私の老母もそうなのです。
反対に私は大好きです。
以前いた会社では単身赴任していた際、家賃も公共料金の補助もびた一文も出ない状況下で亡父が末期がんに罹ったので、ケチケチ生活を送らざるを得ませんでした。そこで動物性たんぱく源を魚、肉ではなく、玉子にシフトしました。コレステロールが〜と指摘されそうですが、一日に3個は頂いておりました。その分お肉は週に2回、外食、出前のピザは月に一回までです。知り合い、お付き合いしている方が転勤先に来てくれた際はフンパツしますが。
ニラ玉ではなく、「ピマ玉」を作って頂いておりました。おカネがないけど、どうしても肉料理とピーマンが食べたい時はカリカリベーコンとピーマンを頂いておりました。
それぐらいピーマンが好きです。
ご家族にピーマン嫌いな人がいる場合も今回のレシピは好適です。
なお、ピーマンの肉詰めのレシピはこちらです。▼
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983156739&owner_id=58808945
材料
〜具材系〜
茄子 3〜4本
挽肉 200g 合挽がお勧めですが、脂控えめがご希望の場合は鶏胸肉でも良いでしょう。
きのこ類 1p
たまご 1個
〜調味料系〜
塩 小さじ1/2
片栗粉 合計で大さじ1位
下処理
●茄子●
茄子はヘタをギリギリまで切り落とし、鉛筆削りのように葉を削ぎ落す。
★葉ごと切り落としたのではヘタの下もおいしく頂けるので、ちょっともったいないです。★
ヘタと葉を除去したら、縦半分に切り、皮を面あたり4〜5か所に斜めに切り込みを入れる。
★切り込みは多ければ多いほど、沁みやすくなりますが、後に身を抉る際に貫通してしまったり、崩れやすくなるので、これぐらいが妥協点でしょう。
入れたら、大き目のボウルを1つ用意し、切った茄子を入れ、水に浸らせる。5分以上。
→●ひき肉ミックス●へ。
5分以上経ったら、キッチンペーパーで茄子の水気を軽く拭い、スプーンかへらで茄子の身の部分を抉る。古代の丸木舟の模型でも作る印象でしょうか。水に浸されていたので、簡単に抉る事が出来ます。抉ったものは手で千切り、ボウルへ投入。
★手で千切る事で沁みやすくなる為。崩れたり、分解するのが気になる方は身を細かく千切ると崩れにくくなります。
分量外にはなりますが、片栗粉を抉った箇所に投入。抉った部分にまんべんなく薄くで良いので、擦り付けます。
★片方に多めの片栗粉を投入し、片栗粉のついていない身の抉られた茄子をサンドイッチ状にし、振ると大体ですが、行き渡ります。勿論時間に余裕があれば、薄く、まんべんなく塗って下さい。
●ひき肉ミックス●
茄子の下処理5分の間にこちらを仕上げてしまっても可。
中くらいのボウルにひき肉をすべて投入。キノコ類を粗みじんに。
★時間に余裕があって、可能であれば手で千切った方が味が沁みやすいです。★
肉詰めはやりたいけど、いつも「空中分解」してしまうんだよねぇ・・・という方はエノキ茸が好適です。エノキ茸は不思議で、単独で摘んで頂く分にはさっぱりしているのですが、かなり粘りの出るキノコ類だからです。この粘りがバラバラになるのを防いでくれます。
ただ個人的にはマイタケの方が手で千切りやすい印象。
カットしたキノコ類を投入し、軽く混ぜたら、塩を小さじ1/2、たまご1個を投入。
→茄子の下処理へ
片栗粉を小さじ1投入し、全体を軽くこねる。以前共有したピーマンの肉詰め、サバーグ(鯖缶詰のハンバーグ)ほど粘らなくても良いです。
或る程度こねたら、スプーン、へらなどで中央が抉られた茄子に載せていくのですが、既にいわば接着剤代わりに片栗粉が塗られているので、最初だけ押し付ければほぼ接着します。後はこんもりと載せていく感覚でOK(注・写真)です。
●タレ●
バリエーションとして色々ありますが、オーソドックスな醤油+ケチャップ仕立てで行きます。
★★反響次第では別のソースも紹介します★★。
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ2
お酒 大さじ2
ケチャップ 大さじ4
★初めてこのメニューを作られる方は市販品の方が良いです。癖が少ないです。★
市販品でお勧めのケチャップはデルモンテの「リコピンリッチ」です。レギュラーよりもお値段はお高くなりますが、甘さもあります。
よく混ぜ合わせておきます。
これで下処理は完了です。
調理
油を敷かず、フライパンを弱めの中火で温め、或る程度温まったら、ひき肉ミックスの部分を下にし、焼いていく。
★ひき肉ミックスから脂は出るので大丈夫★
ひき肉ミックスに焼き目がついたら、ひっくり返し、水70mlを投入。蓋をして、水が無くなるまで蒸し焼きにする。
裏面(皮)も火が通っていたら、一度茄子を取り出す。
ここでフライパンに大さじ1以上の油が残っていたら、余分な油は除去しても良いですし、大さじ1未満であれば、追加投入しても構いません。
弱めの中火のまま、タレを投入。ブクブクとなって来たら、弱火に。弱火で30秒〜3分でアルコールが飛び、旨味も引き出される。
よく絡めてタレは完了。先ほど取り出した茄子にかけ、盛り付けて完成です。
最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。
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