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2024年04月18日00:41

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今回も特異日期間に発生した大きな地震

先ずは負傷された方には心よりお見舞い申し上げたい。

一般にM7.0以上の地震を大地震と呼ぶ。今回の地震はM.6.4だが、震源までの深さは約50kmと浅かった為、最大震度が6に達したのかもしれない。

専門家は色々な分析を行なっているものの、東日本大震災の余震のひとつなのはほぼ間違いない。本震がM.9.0と巨大だった為、並みの大地震でも余震になってしまうようだ。

タイトルの「特異日」とやらは何か。

晴天に特異日があるように、地震にも発生しやすい、発生すると大きな被害が出やすい日があるという話である。決して占術の類ではない。

ここで興味深い別の人の仮説がある。

が、その前に少し天体物理学に御付き合い頂こう。

天体物理学の話になるが、地殻異変と、歳差偶力という力は密接な関わりがある。ではこの歳差偶力とは何か。

ひとことで言えば、

23.5°傾いている地軸をまっすぐに地球が立てようとする力を云う。

もう少し詳しく書くと、太陽と月、地球で引き合う力は均衡し、安定している。そのため、地球は赤道面の膨らんだ部分を2つの力を合わせた方向に合わせようとして、地軸の傾きを直そうとする力の事をいう。

しかし、この歳差偶力は変動していて、地球も何とか帳尻合わせをしようとして、形を変形させてでも直そうとする。或いはまた元にもどろうとする。地球の形が丸ではなく、厳密には一時的にしても、惰円であることは知られているが、それはこのような理由からである。ではこの地球が自らの形を変形させてでも力を安定させようとしている時、何が起きるのだろうか?

この時に起きるのが先ず重力の異常変化である。地殻、マントルの流れに一時的にひずみが発生する。そこへもしプレートテクトニクス理論などで説明されていたような地殻の移動、マグマの圧力などで、元々ひずみが高まっていたところに歳差偶力の力の変動が発生したらどうか?

ぎりぎりまで堪えていたエネルギーが歳差偶力の後押しで限界を越えてしまい、岩盤を砕き、或いは変形させて地震を生じさせることになる。

この歳差偶力の変動などから、科学技術庁元審議官の井上赳夫氏はM.7.0以上の大地震、航空機事故が発生しやすい日を特異日と名付けた。井上氏によると特異日は144日、年間にあるという。

 「なあんだ。そんなにあるならば当たるに決まっているよ。」

 自分も井上仮説を知った時、最初はそう思った。

しかし、次の数字をご覧頂きたい。井上仮説では数字はM.7.0以上に限定、1945年〜1995年の50年に的を絞っている。

 1件・・・特異日圏・41%

 2件以上・・・特異日圏・63%

 3件以上・・・特異日圏・67%

4件以上M.7.0以上発生した日を見ると、100%に跳ね上がり、全て特異日に該当してしまうのである。

件数が大きくなればなるほど下がるのが普通だが、逆にどんどん上がっているのだ。的中率の高さに慄然とさせられる・・・。

ご興味を持たれた方からは当然、井上仮説の144日ある特異日は具体的にいつなのか教えろと言われるかもしれないので、共有する。

■災害・大事故の特異日のカレンダー■

ここで云う「大災害」とは大地震ならばM.7.0以上。とはいえ今回の地震もM.7.0未満だが、小規模の地震も矢張り発生確率は高い。それ以外の災害は火災、戦争、航空機事故も指す。また直接の因果関係は無いかもしれないが、日食観測地域では、経済成長も鈍化していることが多いようだ。IMF、JETRO、世界銀行のホームページから分かった。

 1月・・・元日と2日、15日〜23日。

 2月・・・7日〜15日。

 3月・・・1日〜9日、24〜31日。

 4月・・・1日、16〜24日。

 5月・・・9日〜17日。

 6月・・・1日〜9日。24〜30日。

 7月・・・1日〜2日。17〜25日。

 8月・・・9日〜17日。

 9月・・・1日〜9日、24日〜30日。

 10月・・・1日〜2日、17日〜25日。

 11月・・・9日〜17日。

 12月・・・2日〜10日、25日〜31日。

該当する主な大地震

熊本大地震(2016年4月16日)・・・当初4月14日に発生したが、「本震」は4月16日で特異日。
関東大震災(1923年9月1日)
北海道胆振東部地震(2018年9月6日)
阪神・淡路大震災(1995年1月17日)
四川大地震(中国 2008年5月12日)

そして・・・能登大地震(2024年1月1日)

徒に危機を煽ることはしないが、心のどこかに「そんな日があったよな」ぐらいに留めて置く程度でも、間一髪でセーフ、ということも多々ある。この特異日はヒューマンエラーが引き起こす可能性が比較的高い事故、火災も矢張り発生率は高い。

ここでは地震がテーマだが、因みに大事故ではJAL123便墜落事故が発生した1985年9月12日、セウォル号沈没事故が発生した2014年4月16日も特異日となっている。

■特異日と特異日でない日との被害の違い■

日本と共に火山国にして地震大国のインドネシアの今世紀に入ってから起きているM.7.0以上の所謂「大地震」を列挙してみた。

数字は発生年月日、規模、死者・行方不明者の合計、NAはデータ無し、なお◆は特異日である。

◆2000年6月4日 M.7.9 103人

◆2004年12月26日 M.9.1 220000人以上

◆2004年3月28日 M.8.6 2000人以上
 
 2007年9月12日 M.8.5 17人以上
 
 2009年9月30日 M.7.5 1100人以上
 
 2010年4月6日 M.7.8 ゼロ

◆2010年5月9日 M.7.7 NA

◆2010年10月25日 M7.7 573人

 2012年1月10日 M.7.2 ゼロ
 
 2012年4月11日 M.8.6 5人
 
 そして・・・
 
◆2016年3月2日 M.7.9 NA

M.7.0以上の所謂「大地震」は今世紀に入ってこの地域では11回も観測。うち6回が特異日。特異日で無いからといって、犠牲者が一人もいない、などと強弁を弄する気は全く無いが、特異日の方がダントツに死者・行方不明者が多いのは確か。特に2004年12月26日の大地震の規模は東日本大震災級だ。死者行方不明者が22万人とは凄まじいものがある。

まだ警戒すべき要素はある。日食の存在だ。彼は日食の影が落ちる地域とその地球の裏側の地域も観測後4年間は大地震が起きやすいと推測している。更に太陽黒点数。この数値が低い時期は地震が起きやすいという。

東日本大震災は特異日ではないものの、地球の裏側のふたつの日食の影が東北地方にあった。

■特異日に対峙する際の心構え■

現に自分の知り合いでも、昭和60年のJAL123便御巣鷹山墜落事故が発生した1985年8月12日(この日も特異日だ)、本当は乗るはずだったのが、ゆっくり大阪に新幹線で帰って、難を免れたという人も居る。「なぜか新幹線のこだまでゆっくり帰りたい気分だったんだ。」と彼は後に話した。この「なぜか」という点に自分は注目している。人には第六感があり、それは時としてバカに出来ない力を発揮したりするものだ。

ほんの少し気に留めておく、それだけで十分である。このほんの少しの気の留め方次第で、後でぎりぎりのところで救われることになる。

起こらない事を期待しつつ、備えは怠りなくやっておくことが肝要である。東日本大震災は別として、日本で発生している大地震で亡くなる方の7割近くは圧死である。それも多くは何らかの非常食、水をご用意していたにも拘らずだ。勿論能登大地震の犠牲者もである。先ず発災中をどう切り抜けるかという視点から地震対策を出来る範囲で行う必要があるだろう。

一先ず4月24日までは注意が必要となるだろう。

■愛媛・高知で震度6弱 津波の心配なし(2024年4月17日)
(TBS NEWS DIG - 04月18日 00:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7829932
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