4月になっても寒い日が続いたが、この日は半ズボンでもOKと
思うような暖かい日曜日。散歩のつもりで行った板美が、たま
たま「シュールリアリズムと日本」の最終日だった。
いつもガラガラなのだが、この日は、外まで行列ができる賑わい
で「へー!」とビックリしてしまった。
中は明るい大きな絵が多く、当時の熱気が伝わってくるようだっ
た。東郷青児の「超現実派の散歩」や、古賀春江「鳥かご」以下、
たくさんの美術館から借りた作品資料による大力作だった〜。
「1924年にアンドレ・ブルトンがシュールリアリズム宣言」をして
始まった〜と、絵画の歴史をたどると、なかなかにやっかいで難
解だが「夢の中の映像を描いた〜」と考えれば何でもアリなので
難しくない。事実、ブルトンもフロイドの影響を受けたそうで、
フロイトの発見した「無意識を描いた」と思えばなんでもない。
作品を見ると、ダリとか、デ・キリコは当時の人にはショックだ
ったんだな〜と思う。はっきりと影響を感じる絵も多かった。
若い人も多く、皆熱心に見ていた。現代の美術界は、大きな流れ
がない上に、熱く語るものがない時代だから、当時の熱気がうら
やましいのかな〜と感じた。
この後、すぐ傍の板橋区植物園を見てから、松月院の横まで歩き
バスで蓮根へ。GU見て、業スーで買い物とミニ旅行になってし
まった。
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