まもなく「光る君」に清少納言が登場(のはず)。
清少納言が10才上らしいが、紫式部とは、同じ時代を生きた。随筆の傑作と最古の恋愛小説が、同じ時代に生まれたのは、奇跡ですよ、と酒井さんは言う。
そもそも、清少納言SNが仕えた定子テイシと、紫式部MSが仕えた彰子ショウシは従姉妹どうし。共に、一条天皇に嫁ぎ、権力争いに巻き込まれる。
センスが良くて、さばさばアケスケなSNと、抜群にアタマが良いが自慢するのはカッコ悪いと思い内にこもるMS。
もはや、文芸上の違いというよりも、性格の違いと言うしかない。互いにゆずらずで大バトル(週刊文春があったら放っておかない)
「あなたが友だちになるとしたら、どっちの人がいいですか?」と、酒井順子さんは問いかけます(わたしならSN)。この本の最初の2章を、ラジオの朗読でききました。大変勉強になりました。感謝! 清少納言ではなく、清・少納言と読むのが理にあっていると知った。
(令和6年3月30日(土))
平安ガールフレンズ (角川文庫)
https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=12726877&id=5267579
ログインしてコメントを確認・投稿する