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2024年03月24日09:21

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つる子、真打昇進興行 @上野鈴本 3日目

つる子さん(以下、つる子師匠)の真打ち興行が、上野鈴本を皮切り始まりました。この日はまだ3日目、前日はわん丈さんの番だったので、つる子師匠としては2日目。会場はPERFECT満員。私は、6列目、センター左端の席。

3時から始まった興行は、7時にお仲入り。真打昇進披露口上は、下手から、司会の玉の輔、宝井琴調キンチョウ(講談協会会長)、本人、正蔵、小さん、馬風の順。桃花師匠の時を思わせる大拍手、かけ声、右端の馬風師匠まいどの突き落としで大笑い。

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【喪服キャバレー わん丈 】
この日は、つる子師匠がトリなので、その前にわん丈師匠の一席。この人は、圓丈さんに弟子入りするも、園丈さんがなくなったので、兄弟子の天どん門下となる。「今回の真打ち、わん丼、になれと言われるかと思った」〜と笑わせる。

「めでたい席なので、不祝儀の噺はやらない」といいながら語ったのが「喪服キャバレー」。X JAPANの“Tears”をカラオケで朗々と歌い上げる。そこにいたママさん(喪主)の正体が、圓丈さんの〜オカミサン〜という趣向。真打ちになった報告の気持ちが込めてあったのだろうナ。

【しじみ売り つる子 】
中央大学落語研究会の垂れ幕を後ろにして、頭を上げると、割れんばかりの拍手。涙で声を詰まらせながらの語りだしとなった。「反対車」を期待していたのだが、それは1日目に演ったそうで、この日は珍しい「しじみ売り」。この噺は去年、取り壊す前の国立演芸場で桂福團治サンのを聞いたのみ。ストーリーにやや破綻のある人情話なのだが、しじみ売りの少年、主、奉公人の少年の会話のやりとりに絞って、笑いたっぷりにまとめあげた。思わずもらい涙も〜。

その他では、【曲垣平九郎出世の石段 琴調キンチョウ】馬のくすぐりで「ルメールは買いだ〜」などのクスグリも交えて、見事な一席だった。

わん丈、つる子、それぞれ15人抜き、12人抜きの抜擢が、ナットクできる公演で満足だった。この後、新宿〜浅草〜池袋〜国立(紀尾井町ホール)と続くので、数回はお邪魔する予定。

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