読書（NHK朗読を聞く）　ドルネシアへようこそ

書き出しに、こんな一文があり、ハッとした。

地下鉄を俳優座の方に歩く。三河台公園を左に折れる。
こんな所に！と驚くような所に中学校がある。」

この中学校こそ、私の出た三河台中学で、
とっくに廃校となっている。俳優座もない。
宮部みゆきさんが、こんな事知ってるなんて〜
(もしかしたら、宮部さんも三河台中、出身か〜？）

本書所収の「ドルシネアにようこそ」を
NHKラジオ「朗読」の聞き逃し番組で聞いた。

その中学校の傍のビルにある、速記事務所に用のある
1級速記士を目指す青年が話の主人公。

地下鉄の切符切りが出てきたりして、さすが時代遅れだが、
ストーリーは非常に巧み、15分×5回の、5回目の
15分のタネ明かしは、膝を打つような内容だった。

今は裁判所も速記がなくなりつつあるようだが、
速記の世界、ドルネシア(ドンキホーテの姫の名）などの
ウンチクを盛り込んで、読後感(聴後感）も爽やか、
サスガだな〜^_^;ゞ



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