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2024年03月09日22:41

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【REMAKE】カネの匂いが大好きな懲りない面々

〜おことわり〜

この日記は「貯蓄から投資へ」の時代になったこともあり、バブル崩壊以後、カモられ始めた日本人が特殊詐欺のうち、投資詐欺(ロマンス詐欺も絡めて)の罠にはまる人が増えた事で、その事例を昨秋に第3回に分けてほんの一例ではありますが、特殊詐欺を専門に研究と取締をしている警察関係の知り合いから囮捜査の協力を依頼され、実際に犯罪者と対決したものをSNSで公開しても良い範囲で列挙して来ました。

その1〜その3は登場するその知り合いより全体公開は非推奨だった為、限定公開とさせて頂いております。ご容赦ください。この知り合いは警察関係者としか申せません。この方、所属する組織につきましては問われても肯定も否定も出来かねますので、悪しからずご容赦ください。

今回の拙稿では全面公開をしても良い範囲で編集し直して共有致します。

■被害者は広い範囲に渡る■

貯蓄から投資へというスローガンは何も岸田政権が言い出した事ではない。既に平成13(2001)年から政府が言い出した事だが、一向に進んでいなかった。しかし烏ロ戦争を契機に日本でも米・欧ほどではないにせよ、コアコアCPIが昨年の夏に4.3%に達し(cf.2024年1月は3.7%で高止まりを続けている)、それまでデフレ経済だったのが、インフレに転換して来ている。デフレの時代は黙っていても実質的な物価は下がるのだから、敢えて投資などする必要はない。だが、インフレ期は資産価値が減るので、資産防衛の見地からも投資は或る程度やっておく必要はある。

そのような背景から、NISA、2024年1月から始まった新NISAもあって、大いに進むことになった。

時代、国を問わずどこにでもカネの匂いに目がない連中はいるものだ。

警視庁にいる関係者の話によると、今まで特殊詐欺という括りしか分からず、詳細なデータは弁護士事務所から類推するしかなかったが、ここへきて公開されたことは朗報といえる。

インターネットの普及とともに、その便利さを悪用した詐欺犯罪が増えている。特に最近では国内だけでなく、海外の詐欺師も我々を狙っている。そこへ来て

「貯蓄から投資へ」

である。そのような時代と相まって、カネの匂いが大好きな連中が虎視眈々と窺っているのだ。

しかし何も慄く事はない。手の内を知っていれば、対策はどなたでも可能だ。以下は自称外国籍の投資詐欺の手口と対策で、相手が日本人でも対策は応用出来ると考えられる。

■SNS→LINEというパターンが圧倒的に多い■

投資詐欺・ロマンス詐欺の手口は多種多様に見えて、神出鬼没に見えてしまう。だが嫌な話にはなるものの、最もポピュラーというか、「流行り」は以前も書いたように、SNSからLINEに誘導する手口のようだ。

とはいうものの、先ずは彼らが誘い込むLINEから簡単な対策していく。

〜勝手に変なコミュニティに入れられないようにする対策〜

ホームボタン→右上の歯車の設定ボタン→IDによる友だち追加の許可をOFF

これで勝手に知らない友だちが増えた、コミュニティに引きずり込まれたという事にはならない。

〜パソコン連携〜

実はLINEは初期設定ではメールアドレスは不要だが、同アカウントを引き継ぐ際は必要になる。最も多い例としては機種変更をした場合だろう。

しかしメールアドレスを持つ事の利点はまだある。

それはメールアドレスとパスワードがあれば、パソコンからもログインすることが出来ることもひとつだ。この時スマホのメールアドレスとパスワードを使用する。

例えばあなたが相手にうっかり許諾をしてしまったが、送信を取り消したい、でも削除を押してしまった・・・。

何も出来ないのかというと、そのようなことはない。

パソコンから24時間以内にログインし、「送信取り消し」を押せば、取り消す事は可能だ。

実は削除はその端末の画面に出ていないだけで、別端末ではちゃんと見る事が出来る。この性質を利用する。但し、余り時間を置くと、見られたくないメッセージが発覚していた可能性は高くなるので、手早くやった方が良いだろう。

他の端末として、パソコンを利用し、送信削除を送信取り消しする方法は親しい間柄のやり取りでも勿論出来るので便利。

この2つだけでもかなり違うだろう。

■LINEのやり取りで相手が正体を現した場合■

自称台湾国籍、中国国籍の美女・イケメンはサードパーティーの翻訳ソフトを使用し、日本語には比較的堪能だが、なぜかMessengerからLINEに誘導しようとする。

「LINEでないと使いにくい」

というのがその理由らしいが、Messengerではダメな理由は何だろうか。そのあたりを衝いても良いかもしれない。もしそれが正当な理由があるならば良いが、無いのであれば、交友はここで打ち切りにしよう。

そもそもLINEは昨年二度も情報漏洩をやらかしている。これも安全が確認出来ないから、と利用を断る絶好の口実になるはずだ。

自称台湾国籍の美女・イケメンはどうせ投資詐欺集団に属するオッサン、おばちゃんが成りすましているはずだ。交友のチャンスを棒に振るのが惜しいと思ってはいけない。写真もどこぞの美女・イケメンの写真をネットから勝手に違法に盗んで貼り付けている場合が殆どだと件の知り合いからお聞きした。

しかしながらもしそれが正当な理由だと考え、LINEでやり取りをするうちに投資の話が出て来たら要注意だ。

特に自称台湾、中国国籍の美女・イケメンはシンガポールのDoo Primeという暗号資産取引のサイトに誘導し、なぜか暗号資産でメジャーなビットコインでもなければ、イーサリアムでもない、ライトコインをさせようとする。そして

「一回5万円から出来るわ」

と勧誘する。件の警察関係者によると、シンガポールにあるDoo Primeという暗号資産の取引所だそうだ。確かにサイト自体は実在するが、一定金額以上入れると出金できないようになっている不当なサイトらしい。

そもそも日本国内で暗号資産を取り扱う大手のビッドフライヤーであればライトコインだろうが、ビットコインだろうが、イーサリアムだろうが、1円から買える。しかも金融庁からちゃんと許可を得ている。得体の知れない外国の取引所でわざわざ5万円も払う必要はまったくない訳だ。どうしても外国の取引所でやりたいならば、世界最大のバイナンスだろう。

■投資詐欺からの勧誘にどう対峙するか■

こちらの取るべき態度としては、

▼きっぱり断る
・余剰資金がゼロ
ここで相手が今は貧乏でも富から自由になれる、おカネに働かせないとダメだぞなどと尤もらしい事を言ったら、

「投資の為に私は生活をしているではない」

と言おう。

・投資には興味が無い
生活のレベルは下げれば良いと言い、その実例を列挙する。

(例)スマホを手放し、クルマを手放せば年間100万円の節約になるし、それは明日からでも可能。数年前はスマホ無しでも生活は成り立っていたから、そんなもの要らないよ。

勿論多少誇張があっても構わない。詐欺行為に比べたら目糞鼻糞を笑う未満だろう。

・老後のたくわえなど考えるまでもない
ここで相手は日本のNISAを持ちだし、老後の準備にどう?と言って来たら、

(例)住宅ローンが終わっていれば、東京都在住でも月額135,000円しかもらえないとしても、生活は可能だと伝える。

(例)長生き出来るかどうは誰にも分からない。ただこれだけは分かっている。日本の厚生労働省の統計では日本の独身男性は67歳以下で51%が死んでいます(※恐ろしい話だが、これは事実)。老後の心配など、借金が無ければ構わないのではないでしょうかと伝える。

きっぱりと断るのは退ける、言い負かされそう、まるめ込まれそうだというのであれば、
下記の方法も有効だ。

▼返答しない、長引かせる

・のらりくらりと返答を長引かせる
相手はこちらの生活を文面から想像するしかない。大丈夫。何時に帰ったかはこちらが言わなければ知る由もない。そこでわざと23時50分過ぎに「既読」にし、
相手が投資の話をしようがしまいが、相手の文面は無視しても構わない。下記の内容を送信する。

仕事が忙しくて今帰宅しました。今日も一日お疲れ様でした。だいぶ遅いですよね。もう日付も変わりますね。ゆっくり休んでくださいね。それでは。

といったさもさも忙しくてLINEどころではないという態度の文面を一方的に送り付け、同じ時間でひたすらやり続けるのも手だ。

大丈夫だ。

相手はDoo Primeだろうが、その他の不当なサイトだろうが、詐欺をしているとこちらに気取らないようにするには「市場」がクローズしていては全く意味が無い。どうせこの自称台湾国籍の美女・イケメンはどこぞの得体の知れないオッサン、おばちゃんが成りすましている。

その詐欺集団は

「ああ、いつもこいつはこんな遅い時間に帰宅しているのか。ダメだこりゃ。」

と諦めさせる事が出来る。或いは相手はバレないようにやっている積りが半端な同じ時間(例えば23時52分とか、23時58分とか、わざと半端な同じ時間で毎夜毎夜返信するのも手だろう)に送り付けられている事に気づき、

「ヤバい。ひょっとしたらこいつにバレているのではないか。」

と考え、諦めてくれるかもしれない。

・返事をしないのも返事
返事をしないのも返事という訳だ。それでも余りに執拗であれば、出入り禁止の措置を取るか、それでもサブアカウントを利用して更に執拗であれば、主だった「友だち」に連絡し、周知させた後にアカウントを削除し、再入会するのも良いだろう。但しサブアカウントを持って執拗にリンクして来る可能性も多々あるため、私ならば放置して泳がせ、不定期にLINEのQRコードを更新するだろう。

戦いは半年を越える事はまずない。大抵3か月もやり取りをすれば、正体を現わす。そんなに長丁場にはならない。この点、ご安心を。

但し相手が半年、9か月経っても投資の話をせず、やり取りが続いたのであれば、それはあなたの人徳だろうと思うので、その人とお付き合いすることに異論をさしはさむ積りはない。

外国人の投資・ロマンス詐欺の傾向は

メッセンジャー→LINE→暗号資産取引(ライトコイン)→DooPrime

というパターンをまずは覚えておきたい。

写真:自称台湾人、中国人が日本人を誘導するライトコイン取引
日本の警察、弁護士事務所も問題視している、暗号資産取引所のDoo Prime

(了)


■SNS型投資・ロマンス詐欺が急増、年間被害額 約455億円 その手口とは…【Nスタ解説】
(TBS NEWS DIG - 03月07日 20:14)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7778186
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