前の週の土曜日に通りがかった東博で、本館の外まで行列ができていたのが、この「中尊寺金色堂展」。改めて20日(火)午後一で行って見たところ、並ばずに入れました。
入ると、暗い中に、実物大の中尊寺が、金色に輝いて映し出され〜。やがて扉があき、その内部が、クローズアップされないがら〜、仏さまを一巡り。その間、5分程度なのかナ〜、8Kで映し出されるその美しさに、完全に心奪われてしまいました。
前回、中尊寺に行ったのは、2008年(今から15年前)で、さや堂が作られた時でした。もちろん、仏のお姿を眺めることはできたのですが、実は、暗くて、遠くて、さらに扉の柱が2本、内部をさえぎるように存在して、仏さまの細部まで見ることは出来なかったのでした。
中尊寺金色堂は奥州藤原氏初代藤原清衡よって天治元年(1124年)に建立された。今年は建立900年。 今回の展示で、内部は3つの壇があり、3セットの三尊がある事を知ることができました。そして、今回、いらしているのは、その中央壇の11尊なのでした。
五月雨の降のこしてや光堂 芭蕉
中央壇、右壇、左壇共に阿弥陀三尊像(阿弥陀如来坐像、観音菩薩立像、勢至菩薩立像)を中心に、左右に3躯ずつ計6躯の地蔵菩薩立像(六地蔵)、手前に二天像(持国天、増長天)を配し、以上11躯の仏像から構成される群像を安置している。(ウキペディア)
平安末期の作にして、これだけ見事に金箔が残っている仏さまも珍しく、今から300年前に訪れた芭蕉さんも、その鮮やかさに息を呑んだことと思われます。さすがの名句!季語から訪れたのが初夏と分かりますね〜
11体の内、四天王が2体。持国天、増長天。小さいながら、平安とは思えない躍動感にみちています。こんな間近に見れて、ホントにありがたかったです。
この後、平成館の「本阿弥光悦の世界」を訪館。気が向いたら、また書こうと思っています〜(笑)
https://chusonji2024.jp/asset/pdf/jr_guide.pdf
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