11月29日(日)。「国立劇場 演芸場 閉場式典」があり、あぜくら会で出した葉書が運良く当選、参列することができました。
「平服でお越しください」とあったので、そうじゃない人がたくさん来る〜とは思ったが、別にカンケーシャではないので、Gジャン上下で行きました。
いつもは裏から行くのだが、この日ばかりは〜と思って皇居のお堀を通って行ったら、最高裁の手前に「乙女の像」のようなものが立っていて、像の裏のプレートには「日本電報通信社」の名がありました。つまり今の電通で、製作者は吉田秀雄。民放開設の後、日の出の勢いであったのでしょう。
1時間前に着いた国立劇場は、黒い背広の男性に、はなやかな(花柳界なのか、はたまた華道や踊りなのか)着物姿の女性に圧倒され、そんなのを見てるだけで楽しかった(笑)。
堅苦しい挨拶の最後に、落語の夢太朗さんが「初めての国立劇場出演、そしてこれっきりの出演でございます」と口火を切り、会場を笑わせました。演芸場は、57年たち、設備の老朽化はわかるが、演芸場はたった44年だからね〜と思っても、決まりは決まり。再開は、2029年となっているが、すでにそれより遅れることは既成のことのようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231029/k10014241411000.html
井上八千代さんの舞、文楽、講談、歌舞伎と見て、引き出物に風呂敷、泉屋クッキーまでもらいラッキーでした。句友にこの話しをしたら「皇居園遊会」と同じくらいの価値があると、うらやましがられました。
最後に、わたしが通ったのは落語の方なので、国立演芸場の中を見学。ステージから袖を見、よく座った4列8番の椅子を撫で、別れを惜しみました。
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