mixiユーザー(id:2083345)

2023年10月15日15:05

255 view

10/13 コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、スキャパレッリ、ディオール 小瀧千佐子コレクションより@パナソニック汐留美術館

こういう展覧会は夫とは行かない、自分一人でも行かなかったと思う。

コスチュームジュエリーとは、、、
デザイン性に富んだ、貴金属や宝石を使わずにつくられたジュエリーの総称のこと。ガラスやメタルなどを素材とし、衣服との相性を重要視してつくられる。

宝飾の展覧会はいくつか見たことはあるけれど、コスチュームジュエリーはより「アート」に近い感じで面白そう。友人と一緒に行く。

最初にロビーで放映している約13分のVTRを見る。予備知識と鑑賞ポイントをチェック、これは必須だ。
なにせ400点もある。のぞきケースがあちこちにあって、見落とさないように注意を払ったが、ケースの端から端まで頭に入れるのは至難の業。出る時になって、チラシにあったスワンのブローチに全く記憶がないことに気づき、戻ってみたりして。しっかり見落としていた(笑)
写真撮影は、最後の2ケース13点9セットのみ。

https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/23/231007/
フォト

20世紀はじめ、ポール・ポワレが嚆矢となり、シャネルによって広く普及したコスチュームジュエリー。宝石や貴金属といった素材の既成概念から解放され、優れたデザインや衣服との組合せの魅力によりパリのモード界では不可欠の要素となり、やがてアメリカへも伝わりました。本展はコスチュームジュエリーの展開を包括的にご紹介する日本初の展覧会です。ディオールやスキャパレッリなどオートクチュールのコレクションのために生み出された作品はもちろん、それらのブランドからの依頼も受けたジュエリー工房による卓越した技術の精緻なネックレスやブローチに、リーン・ヴォートランやコッポラ・エ・トッポらによる独創的な逸品、そしてミリアム・ハスケルやトリファリに代表される、幅広い層に支持されたアメリカン・コスチュームジュエリー。これらを、国内随一のコレクションから選りすぐり、400点あまりの作例を通じてご紹介するとともに、各デザイナーが素材の自由を獲得することで生み出した、それぞれの様式美を探ります。

第1章 美の変革者たち オートクチュールのコスチュームジュエリー

コスチュームジュエリーの先駆者は、フランスのファッションデザイナーポール・ポワレ。ポワレは20世紀初頭に「脱・コルセット」で女性のボディを解放したパイオニア的デザイナーとして知られている。

ポール・ポワレ《夜会用マスク、ブレスレット“深海”》
なんとマスクが蛸!
フォト

そしてコスチュームジュエリーの存在を世に広めた第一人者が、言わずと知れたココ・シャネル。
「ジュエリーは富を誇示するものではなく、女を美しく見せるためのもの」と。シャネルって、かっこいー。

スキャパレッリ《ネックレス》
ボッティチェリの絵をイメージしたそうな。クリアエナメル彩メタルだから軽く制作できる。ここまでボリュームがあると「着る」感覚のジュエリーだね。
フォト

スキャパレッリ《クリップ》
ブローチでなく、クリップ。
フォト

クリスチャン・ディオール《ネックレスとイヤリング》
やはりディオールはエレガントだ。
フォト

他に、イヴ・サンローラン、ジャック・ファット、ジバンシィ、バレンシアガなど。


第2章 躍進した様式美 ヨーロッパのコスチュームジュエリー


1930年代にはさまざまなオートクチュールメゾンがコスチュームジュエリーを取り扱うようになる。さらに、戦後のアメリカでの需要の高まりから、生み出される点数も大きく増加。
リーン・ヴォートランやコッポラ・エ・トッポなど卓越した技の作品など。

メゾン・グリポワ《イヤリング》
フォト

コッポラ・エ・トッポ《チョーカー》
本展で最も印象深かったのがこれ。「花火」というタイトルがぴったり。歩くたびに揺れるのだろうか。火花が飛んできっと綺麗。
フォト

平置きばかりで、トルソーでの展示がほとんどなかったのが残念。せめてつけたところの写真やデザイン画が欲しかったなぁ。


第3章 新世界のマスプロダクション アメリカのコスチュームジュエリー

ヨーロッパでは、ジュエリーの歴史が長かったせいで、ジュエリーの代替品というイメージがなかなか抜けきらなかったが、新興国アメリカではすぐに浸透。シャネルやスキャパレッリなどがアメリカに進出、量産して、大変に流行する。ハリウッド女優たちが身につけたことで人気は加速。
ユニークな形や変わった素材を使ったものも増える。

コロ・クラフト《ブローチ》
フォト

以下は、写真撮影可

アイゼンバーグ&サンズ
フォト

フォト

フォト

フォト

ケネス・ジェイ・レーン
フォト

フォト

量が多いことと、画像が探しきれないこと、そして私の無知で十分に紹介しきれなかったが、天然石の採掘が限界に達している今、より自由な発想でデザインされたコスチュームジュエリーの方がファッションを楽しめると思う。(もっともそれすらブランド物は買えないが)

小瀧千佐子氏のコレクション、質量共にすごかったー。

12月17日まで

17 10

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年10月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031