『魔法つかいプリキュア』

『魔法つかいプリキュア』(16)36話まで
13作目だ。本作がプリキュアマラソンの最後。「キラキラ」以降はリアルタイムで見ている。ブルーレイ3までを一気に見た。最終巻が入手できないので、とりあえず36話までをレビューしておこう。
朝日奈みらいはある日、魔法使いの少女リコに出会う。二人は伝説の魔法使いプリキュアに変身して、怪物ヨクバールと戦う。

プリキュアに異世界は付き物だが、たいてい数回しか出てこない。本作は頻繁に登場する。4話から9話まで6回に渡って魔法学校の補習試験をやる。毎回異なる課題に挑むのが楽しかった。
魔法界とナシマホウ界(普通の社会)を行き来する展開は新鮮だ。その反面、魔法とプリキュアの同居に戸惑うこともある。住民全員が魔法を使う世界でも、プリキュア変身は秘密だ。人間社会では日常で魔法が使える上に変身して戦うという二重の秘密を抱えることになる。いつも使っている空飛ぶホウキを変身後は使わない。
魔法界の住民が人間の文化や科学技術に憧れている描写もあり、本作における魔法はどういう位置付けなのか。この辺は最終回まで見ないと評価できない。

アクションやアイデアは、かなり優れている。宝石の種類によって4通りにフォームチェンジする。21話で初代ボスを倒し、敵陣営が刷新される。プリキュア初の趣向である。二つの世界の移動に汽車を使うのも面白い。
ここまではかなりの高評価である。★★★★