mixiユーザー(id:12569023)

2023年05月17日10:52

14 view

人生意気に感ず「原爆ドームは世界に何を訴えるか。議長国日本の役割は」

◇広島がただならない空気に包まれている。78年前とは対極の雰囲気の緊張ぶりである。それを見下す原爆ドームは訴える。78年前ここで起きたことを忘れるなと。今、全世界の目がここに注がれている。核の脅威がにわかに現実的になった。その状況の中広島サミットが開かれる巡り合わせを私は不思議に思う。先進7カ国と9つの招待国、そして多くの国際機関が集まる。しかも日本は議長国なのだ。現在世界を巻き込んだ激震の震源の一つはウクライナである。そのゼレンスキー大統領も招待国のメンバーとしてオンラインで参加する。岸田首相はその世界史的役割を果たせるのか。原爆ドームも原爆資料館もにわかに甦った感がある。多くの課題が議論されるがここを会場とする以上最大の焦点は核である。
 岸田首相は、この会議について歴史的な重みがあるとの認識を示し、「ロシアによる核の威嚇・使用は断固拒否する。法の支配基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くというG7の強い意思を明確に発信する」と決意を示した。
 G7の首脳は原爆資料館を訪れるが、核保有国のトップがどこまで観るかについて真剣な調整が行われているという。我々一般人の意識では不思議なことだ。私は当然全部が対象になると思っていたし、そうすべきだ。余すことなく目にしたとしても現実の地獄には遥かに及ばない。今週末のミライズクラブで私は「G7の意義と日本の役割」を語る。広島の現状を想像すると緊張が湧く。
◇17日の天気予報は驚くばかりだ。前橋の最高気温は36度に達するという。灼熱の太陽はかつて肉を焼き骨を溶かした原爆を想起させよという天の声なのか。地球環境は現在危機にあるが文明を破壊する最大の要因は核である。広島サミットを前にG7の国会議員が先月29日原爆資料館を視察した。イタリアの議員は記者会見で語った。「核兵器が使われたらどうなるか身に染みて感じた。自国でも核廃絶の重要性を訴えたい」。核が広がる中で、核使用の恐怖を知らない人々がいかに多いかを窺わせる。北朝鮮、ロシアなどの独裁者の手に私たちの運命が握られている現実を改めて痛感した。広島サミットは対立する両陣営の凝縮の構図を反映する。自由と民主主義の価値観が様々な課題と結びついている。原爆ドームは日本国憲法の平和と人権に深く結びついてG7を支える基盤となっている。(読者に感謝)


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年05月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031