先週の十年に一度の大寒波の中でも、庭のスイセンは寒風に耐え、薄っすらですが積もった雪にも耐えて咲いています。
その健気さに惹かれ作品に。でもこの寒さの中、その場でのスケッチはとても耐えられないので、写真に撮っての下絵・カットです。
植えたのは多分30年以上昔、以降施肥もぜず、まったくと言って良いほど、ほったらかしの状態。
それでも毎年、正月前に顔を出して、この時節に咲いてくれます。
スイセンの学名は「ナルキッソス」、ギリシャ神話に出てくる美少年の名前。
彼は、池に映る自分の容姿に恋してしまいます。そして水に映る自分に抱きつきたくなって飛び込み、溺れて死んでしまいます。
このことが「ナルシスト」の語源とされます。
咲く姿が「池を覗き込むような姿のようだから」、あるいは「彼が溺れた池の近くに咲いていた」と言うのがナルキッソス(スイセン)の花の由来です。
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