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2022年10月16日07:58

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東洋のエジソン 田中久重氏(2,646日目)

江戸後期から明治にかけて活動した発明家の田中久重氏が、1851年10月16日に「万年自鳴鐘(まんねんじめいしょう)」を完成させました。
氏はからくり人形師ですが、従来からの「茶運び人形」などとはレベルが違う「弓曳童子」や「文字書き人形」を創り出しています。
この時計、世界でも例の無い、日本独自の季節によって昼夜の時刻の長さの違う不定時法に合わせて文字盤の間隔が動きます。
また、京都から見た1年間の太陽と月の動き、曜日、月の満ち欠け、二十四節気など様々なものが自動で表示されるものでした。
その動力は厚さ2mm、長さ4mの真鍮のバネが2連、一度巻き上げると1年間動くと言う、ゼンマイ式時計では考えられない性能です。
今日のカットは、この時計をと思ったのですが、上っ面だけを表現しても意味がないので、発明者の似顔絵、時計は写真でアップします。
これは2004年、東芝やセイコーなどが共同して、100人の研究者・技術者達が最新の機材を投入して解析・復元したもの。
現在、国立科学博物館に寄託されています。

また氏は国産の蒸気船や蒸気機関車の開発、更には電信機関係の開発にも携わり、会社を起こしています。この会社が現在の東芝の礎になっています。
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