今日のカットは、番号が付けられている仏像つながりで、京都 平等院院 鳳凰堂の雲中供養菩薩(国宝)の中の南2像。
棒の先に幡(ばん:仏具の1つで、寺院の境内や堂内に飾られるもの。なお、旗の部分はなくなっています)と思われるものを捧げ持っています。
初めて平等院院へ行ったのは小学3,4年生の頃、学校の遠足でした。
いろいろ説明をして下さるのは良いのですが、お腹の空いたガキには「早く弁当を食べたいなァ」の思いが強く、「元は誰誰の別荘でした」とか、本尊、そして今日の雲中供養菩薩の話など、聞いても記憶に留まることなく、ス〜ッと頭から抜けて行きます。
唯一記憶に残ったのは、鳳凰堂は十円玉の模様に刻まれているとういうことぐらいでした。
子供心に、「何故こんな面白くない場所に連れてくるんだろう?、もっと面白い処はあるだろうに」の思いが巡っていました。
ただ、仏像切り絵をやり出して、本尊の如来像やこの菩薩像を切っていると、そのときの映像が結構鮮明に蘇ってきます。
新鮮な頭脳に刻まれた記憶は凄いと思います。
今思えば、遠足(社会見学?)も無駄ではなかったと思えます。
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