フェルミのパラドックスでググるとWikipediaがトップヒットで冒頭にメンインブラックが出てくる。陰謀論好きな人が採用したがりそうな仮説だ。そういう人は学者さんが宇宙人に本気でとりあっていないと考えているようだが、とんでもない誤解だ。NASAをはじめ、各関係研究機関は宇宙人を本気で探し求めている。SETI(Search for Extra Terrestrial Intelligence 地球外知的生命体の探索)だ。
ナショナルジオグラフィック誌で特集が組まれた事がある。その時の表紙のタイトルは「we are not alone」でポルトガル語とかでも同じ表現だったが、日本語版のそれは「だれかいますよね?」だった。大胆な意訳に舌を巻いた。それはさておき。
今、主流なのは地球外知的生命体からの電波を受信する事と、地球外のハビタバルゾーンを発見する事のようだ。ハビタバルゾーンとは地球環境に似た生物が生息できそうな環境のこと。
アクティブSETIというのもある。日本とカナダが熱心である。ホーキング博士は宇宙人は好意的な者とは限らないから批判的だった時がある。
アクティブSETIとは、こちらから送信し相手の返信を待つ。これの問題点はたとえば3体でおなじみのアルファ・ケンタウリ(地球から最寄りの恒星系)ですら4光年である。そこの知的生命体が即座に返信してくれたとしても、それが来るのは8年後だ。’70年代からやっているから、そろそろ返信が来てもいいのもあるがない。あったら全世界的ニュースになるから世情に疎い私でも知ることになる。
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