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2021年09月30日06:29

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9/28 ル・パルクの色 遊びと企て ジュリオ・ル・パルク展@銀座メゾンエルメスフォーラム

珍しく内科が空いていたので午前中に用事終了。
で、銀座セレブギャラリー巡りをした。
コースはいつも通りエルメス→シャネル→ポーラの順。まずは、エルメスから。
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入館の前に消毒・検温は今や常識。しかし、さすがエルメス。消毒液のカバーがおしゃれ。
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今エルメスのビルはこんな風になっています。
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会場9階にあがるエレベーターの中の壁面は、いつもはエルメススカーフの柄が映し出されるけれど、今回はこれ。パラパラパラ…と綺麗。
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レインボーカラーといえばすでに靉嘔、そう目新しいものではないかも…と失礼にも期待していなかったのだが、色の遊びに1時間以上どっぷりと浸かりました。面白かった!
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レインボーカラーだと思っていたら、7色ではなく14色。
点、線、面。
丸、四角。
回転、反復、分割。
様々なヴァリエーションがこれでもか、というくらいにある。しかもよくよく見ると手描き。
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これだけでも見飽きないのだが、そこはエルメス!外光を取り入れるガラスタイルのビルをうまく生かしていて、こんな映り込みをも楽しむことができる。
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実際の壁面は内側から見るとこんな感じ。
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モノクロームの作品もまた視覚の遊びが楽しい。
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キネティック・アートの作品も。
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これは中央にあるL字ハンドルが回転することによって、しなった金属板を波立たせるだけなのだが、影を使って不思議な作品に仕上げている。
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これは、ブラインド越しの風景を違った方向から見た時におこる視覚変化と同じ仕組みだけれど、奥の赤い板とそのまた奥のビルの壁面が美しく透けて、行ったり来たりして眺める。
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巨大なモビールは二つ。
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こちらは、鏡面仕上げの板がビルのガラス壁面と「反応」してキラキラ。自分が映ったところをパチリ。
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13分のビデオ《仮想迷宮美術館》はCGだろうけれど、不思議な世界、本当にこんなことができたら面白いだろうと見入ってしまった。
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まさに「遊びと企て」
とても楽しめました。

11月30日まで(ファザード展示は10月中旬までの予定)

アルバムあります
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000120418831&owner_id=2083345

https://www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/forum/210813/
エルメス財団は、ジュリオ・ル・パルクの日本での初個展となる「Les Couleurs en Jeu ル・パルクの色 遊びと企て」を開催いたします。
1928年、アルゼンチンに生まれたル・パルクは、1958年にフランスへの移住以降、同地を拠点に制作を続けるアーティストです。ピート・モンドリアン(1872-1944)やロシア構成主義に大きな影響を受け、幾何学的な抽象画の制作を始めます。1960年代には、ヴィクトル・ヴァザルリ(1906-1997)の作品への共鳴や、視覚芸術探求グループ(GRAV)をオラシオ・ガルシア = ロッシ、フランソワ・モルレ、フランシスコ・ソブリノ、ジョエル・スタイン、イヴァラルとともに結成するなど、アーティスト同士の協働による活動も並行して推進します。GRAVは、視覚的錯覚あるいは動力を用いたキネティック・アートや公共の場における観客参加を促す作品を通じて、従来の美術作品の枠組みや鑑賞方法を覆すような体験を社会に提案しました。当時の革命的な時代の熱気の中、ル・パルクも政治的な運動にも身を投じながら、芸術が限られた人々のみに享受されることや鑑賞者が受動的な立場にとどまることに疑問を投げかけ、視覚的遊びやゲームの要素を用いることで、誰もが平等に芸術に参加してほしいという願望を形にしてゆきました。

ル・パルクの日本での初個展となる本展は、70年を超える継続的な制作活動の中でも、常に鮮明な印象をもたらす「色」を主題としてとりあげます。アーティストは、黒と白、そのグラデーションを出発点に、1959年より自ら構想した14色のみを用いた作品を展開してゆきます。その作品群は、色彩論のように色を解析するのではなく、色を幾何学的なフォルム、あるいは可変性のメタファーとしてとらえるもので、シリーズごとに色の配列を設定し、回転や反復、分割などのヴァリエーションを探究することで生まれました。色の諧調や変容のメカニズムを見極めながらも自在に扱うことは、ル・パルクにとって色の可能性を要約する試みであり、光や動きをとりこむモビールなどと並行して継続する重要なシリーズとなりました。

本展では、アーティストの問題意識に迫るため、初期のモノクロ絵画や色彩探求のドローイングから始まり、代表作である《La Longue Marche(ロング・ウォーク)》や《Lames réfléchissantes(反射ブレード)》、またGRAVの時代から展開してきたモビールの新作までを紹介いたします。また、展示はファサードやウィンドウ・ディスプレイ、エレベーターにもおよび、20周年を迎えるメゾンエルメスのビル全体を使いながら、ル・パルクが目指す鑑賞者との開かれた出会いに挑みます。色を通じて希求された彼の試みや企て、また遊びの要素を通じて、92歳となる現在も精力的に制作を続けるル・パルクとの出会いをお楽しみください。

 
次は、シャネル・ネクサス・ホールヘ
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